朝霞県土整備事務所が東京都と連携して整備する「都市計画道路放射7号線」について、県側が整備を手掛ける「新堀工区」道路整備工事を目指した動きが本格化してきた。本年度は車両などの搬入道路整備を進めるほか、水道・下水道の移設に必要な新座市との調整を継続。こうした準備を終えれば、来年度以降に本格的な道路整備へ着手する格好だ。同じく県側が整備する「栗原工区」に関しては用地取得や橋梁設計を進める見通し。
同路線は東京都とスクラムを組んで整備する計画。東京都の施行区間を経て県側が新堀工区(新座市新堀地内・約500m)を整備して、再び都側の区間を挟んだ後に県が栗原工区(新座市栗原地内・約1000m)を整備。そこから南下して東京都の施行区間に接続する計画となっている。
いずれの区間でも2車線・幅員約18mの道路を設ける計画。幹線道路を多重化することで物流などの活性化、災害時の代替ルート確保を図る。
新堀工区は用地取得を既に終えており、道路整備工事に向けた準備へ着手する。準備工事自体はすでに「総地加)6101街改(スクラム)(仮設道路工)」として発注済みだ。主に敷鉄板を設置することで、車両などが進行できる搬入路を確保する工事を見込んでいる。
準備を終えた後、来年度以降にも本格的な道路整備を進める見込みとしている。
整備地は基本的に住宅街を抜ける形となる。おおむね道路整備を直進的に進める計画で、現況道路と交差する橋梁整備などは予定していない。森林地帯に当たる「憩いの森」も整備予定地に含まれるため、環境に配慮しながら施工する方針だ。
整備予定地内では水道・下水道施設を移設するため、新座市側との調整も必要となる。市側が設計や工事を担当する予定。
東京都側の施行区間は部分的に開通している場所もあるが、少なくとも新堀工区の前後区間は供用していない。先行して道路整備を進める格好になるが、整備後の道路開通をどのように進めるか都と協議する見込みだ。
関連する直近の業務としては、新堀工区全体の修正設計を綜合技術コンサルタント(千代田区、03−3291−5777)が、無電柱化の実施設計やそれに伴う修正設計については東北構造社さいたま営業所(さいたま市、рO48−767−4923)が担当している。
栗原工区については用地取得率が約8割となっており、引き続き用地取得に注力する。また本年度は現況道路と交差する部分をオーバーパス化するため、交差部分の橋梁詳細設計(約23m)を委託する見通しだ。夏から秋にかけて業務を委託した上で、来年度内の設計完了を目標に据える。
栗原工区も前後区間の開通は迎えていない。仮に県側だけが先行して整備を行ったとしても整備効果が十分に発揮されないことから、道路整備の着手時期は都と調整する方向となっている。
提供:埼玉建設新聞