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日本工業経済新聞社(埼玉)
2026/06/10

【埼玉】さいたま市、食肉市場廃止の影響など調査へ

 さいたま市は、6月補正予算案に食肉中央卸売市場・と畜場の現況調査および検討支援業務委託費を計上した。同施設は2028年度をめどに廃止する方向だが、正式な廃止時期は決定していない。廃止まで施設機能を維持するための現況調査と、廃止に伴う雇用、流通、畜産への影響を改めて分析する見通しだ。委託費には1676万6000円を編成している。現段階では予算可決を経て7月にも入札を行って、8月には契約締結と業務着手する想定。
 同施設(大宮区吉敷町2−23)は市内・周辺地域における食肉流通の拠点施設として位置付けられている。当初、道の駅と相乗効果を発揮する施設として宮ヶ谷塔2丁目地内に移転整備する計画だった。費用対効果が低いことなどを理由に移転再整備は中止し、事業継続が困難な現況施設は廃止する方向としていた。
 28年度の廃止をめどに関係者と協議・調整する方針を示しており、廃止までの間は現況施設は稼働する。総合的な観点から廃止時期を判断しつつ、その段階まで施設機能を継続できるか精査するため、まずは現況調査に取り掛かる。
 施設が廃止となれば周辺の雇用や流通、生態環境などへの影響も考えられる。廃止により生じる影響と、その対応方針の検討支援も委託する。
 業務自体は年度内にも終えるが、廃止時期などは今回の調査だけで結論を出さず、関係各所と調整して決める流れ。

提供:埼玉建設新聞