京都府立大学は、京都市左京区の府立大学下鴨キャンパスにおけるスポーツ施設整備の基本計画を策定した。
下鴨キャンパスの第1体育館兼講堂の建替え等と併せて、府立大と同一法人の京都府立医科大学との教養教育共同化を効率化するため、現在医大の3キャンパス(下鴨キャンパス、河原町キャンパス、花園キャンパス)に散在するスポーツ施設機能を下鴨キャンパスに集約するとともに、両大学のスポーツ環境を整備する内容。
基本計画対象施設と[主な整備内容][主な導入機能]として、@体育館兼講堂=[▽第一体育館の現地建替▽競技面2面▽多目的競技面▽更衣室、器具庫、防災倉庫等][▽式典等に利用する観覧席、館内放送設備▽バスケ、バレー、屋内テニス、卓球、フットサル等のスポーツ備品▽バスケ、バレー等主要な屋内競技に要な照度の確保▽諸室やゾーンに応じたセキュリティ設備]A弓道場=[▽花園キャンパスからの移設▽近的6人立ち▽練習室、倉庫等][▽競技に必要な照度の確保▽諸室やゾーンに応じたセキュリティ設備]Bクラブボックス=[▽現地建替▽1室18u×90室][▽会議室に必要な照度の確保▽インターネット環境▽諸室やゾーンに応じたセキュリティ設備]C屋外ステージ=[▽新築▽敷地内段差解消階段(観覧席を兼ねる)▽ステージ、屋根▽コミュニティスペース、トイレ(屋内)][▽熱中症対策のための室内休憩所▽イベントにも活用できる電源(照明、音響の増設可能)]D屋外屋根付き観覧席(観覧スタンド)=[▽新築▽グラウンドで試合等を行う際の観覧席(100席程度)▽更衣室、多目的室、器具庫等][▽京都市営地下鉄北大路駅方向からの人流を受けとめるためのゲートウェイ機能を整備]Eグラウンド=[▽現地再整備人工芝を整備(両大学の以下の協議を想定…野球、サッカー、ラグビー、アメフト、タッチフット)][▽野球内野部を除き、人工芝▽北側、中央、南側の3分割利用も可能とする▽野球場バックネット裏及び1塁側に傾斜を利用した観覧スペース]Fテニスコート=[▽現地再整備▽5面(先行して3面を整備)][▽ハードコートを基本とするが軟式テニスのためのコート運用にも配慮する]G外構、植栽=[▽@〜Fに係る外構、植栽][▽体育館兼講堂側には備品、設備、防災備蓄品等の搬出入のためのバックヤードスペースを確保する▽植栽は中木、低木を基本とする▽将来更新に配慮すべきエリアはプランター等、移動可能な植栽とする▽学生・地域住民の居場所となるようなベンチ・テーブル・椅子(耐久性に配慮)等を適宜配置する]。
体育館兼講堂は4階建、延8046uを想定。1階(3071u)はエントランスホール、多目的競技面1、多目的競技面2、更衣室、器具庫、事務室、防災備蓄倉庫、機械室、トイレ・多目的トイレ等、2階(3105u(アリーナ面1907u))はアリーナ(バスケットコート2面)、更衣室、器具庫、防災備蓄倉庫、機械室、トイレ・多目的トイレ等、3階(1342u)はアリーナ上部、観覧席、機械室、トイレ・多目的トイレ等、4階(528u)は仮設席、機械室、倉庫、室外機置場等。アリーナ観覧席は固定席が484席、移動観覧席が630席、車いす席が16席。仮設席(パイプ椅子等)が949席。
京都市のハザードマップを踏まえ、主要な競技面は地上階から3m以上の位置に配置し、競技面の下階は学生や地域住民の活動空間として多目的競技面を整備する。
クラブボックスは2階建、延2790u。各階1395uで各階に45室の計90室。
観覧スタンドは平屋建、400u(観覧席90席)。
屋外ステージは平屋建、900u。内訳はステージが500u、観覧席が180u、休憩ラウンジ・器具庫が250u。
弓道場は平屋建、720u(射場、的場)。
概算事業費は150億円を見込むが、令和7年度時の単価等を前提にしていることから、今後の物価変動等に応じ、適切に見直すとした。内訳は調査・設計費・工事監理費9億円、建設費126億円、備品費・外構整備費(グラウンド含む)15億円。
整備手法は、設計・施工一括発注のデザインビルド(DB)手法(基本設計先行型/工事監理一体型)を検討する。
整備スケジュール(最短で行った場合のシミュレーション)として、第一体育館等解体設計を令和8年度前半、第一体育館等解体工事を8年度後半〜9年度前半、8年度後半から土壌汚染調査・埋蔵文化財調査と並行して、基本設計に着手。デザインビルド手法発注は9年度からを予定。実施設計は10年度からとりかかり、11年度後半に建設工事に着手し、13年度末の供用開始を目指す。
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多機能講義棟と合築で
約30億円コスト縮減も
体育館兼講堂と多機能講義棟(仮称)を合築した場合の概要もあわせて公表した。
スポーツ施設の核となる体育館兼講堂と、講義室を核とした府立大諸室・京都府等の行政機能をも将来にわたり受け入れ可能とする多機能講義棟を合築するもので、合築によるコスト縮減効果は約30億円(税込)を見込む。
多機能講義棟は4階建、延1万6700u(諸室面積約1万0200u)を想定。想定する導入機能として「本館機能を移転し、講義室は可能な限り同じ階にまとめて配置。下鴨キャンパス内諸室や行政機能を導入」等。
4号館跡地・駐車場に計画。既存学舎等の集約・再編の効率化と学生や地域住民にとっての居場所、活動場所の形成を両立させる。
概算事業費は、体育館兼講堂と同時期に整備する場合、体育館兼講堂150億円+166億円の合計316億円、同時期整備(合築)の場合、体育館兼講堂138億円+150億円の合計288億円と試算した。