秋田市教育委員会総務課は、秋田南中学校・築山小学校・中通小学校併設校整備事業に関し、本体工事の発注に向けた建物等事前調査2件を公告した。本体工事は建築、機械設備、電気設備の3工種に分離し、9月または10月に公告する予定。いずれも議会での契約承認案件となる見通しで、10月中に入札して11月議会での承認を目指す。先行してプール等の解体工事が発注されたほか、早ければ今月中に準備工事(仮設グラウンド整備ほなど)も公告する。
計画は、老朽化が進む秋田南中学校の敷地内に新校を建設し、築山小学校と中通小学校の統合校を併設するもの。築山・中通の両小学校は12年4月に統合して南中併設校の「南小学校」となるため、現在は9月30日までの期間で校章デザインを募集している。
併設校の新校舎は現グラウンド(テニスコート含む)に鉄骨造4階建て、延べ床面積約17,700u規模で建設し、児童室も併設する。新グラウンドは現校舎の解体跡地に8,000u程度を整備し、来客用駐車場と駐輪場も設ける。現在、草階・コードアーキテクツ設計JVが9月までの履行期限で基本・実施設計業務を進めている。
今年度の当初予算では、本体建設に関する継続費として111億9,285万7,000円の継続費を設定。年割額は杭工事などに着手する8年度が1億5,227万9,000円、9年度が37億6,139万9,000円、10年度が68億7,178万2,000円、11年度が4億739万7,000円で、9年度と10年度が本体工事のピークとなる。継続費には設計・工事監理委託費も含まれており、本体工事の契約に合わせて委託する予定。
今年4月にはプール等解体工事をエム・アール・エス・コーポレーションに発注。プール(RC25m×12m)、プール専用付属室(W1F60.8u)、部室棟A(W1F109u)、部室棟B(W1F79.5u)、駐輪場(S1F31.5u×2棟)を8月28日の工期で解体し、跡地には仮設グラウンドを整備する。仮設グラウンドの工事を含む「準備工事」は早ければ今月中に公告。本体建設工事は設計が脱稿し次第、3工種で9月または10月に公告する。
年明け1月に着工し、11年12月頃までをかけて建設。12年度から供用を開始して同年度に既存校舎の解体工事を行い、13年度にグラウンドとして整備する予定。
統合後の旧築山小は13〜14年度に建物を解体し、14・15年度に第2グラウンドを整備する。併設校整備事業には「公共施設等適正管理推進事業費(公適債)」(施設の集約化・複合化やそれに伴う除却に活用が可能)を充てるが、自治体が保有する施設の延べ床面積減少や維持管理経費等の減少が条件となるため、中通小については解体または売却する方針。
提供:秋田建設工業新聞社