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西日本建設新聞社
2026/06/10

【熊本】26年度に魚道等整備 球磨川流域治水協議会

 九州地方整備局は、川辺川流水型ダムの2027年度からの本体基礎掘削工事に向けて、仮排水路トンネル内に魚道等を設置する工事を、26年度に実施する。4日、熊本県庁であった球磨川流域治水協議会で進捗状況や今後のスケジュールを説明し、県や流域市町村と情報を共有した。
 流水型ダムは、27年度に本体基礎に着工し、30年度から堤体打設、35年度の試験湛水を予定している。27年度に川の水を仮排水路へ転流する必要があるため、26年度中にトンネル内の河床環境や魚道を整備する。
 工事では、桟粗度と呼ばれる工作物をトンネル内に断続的に配置し、流速を抑制させる。呑口部は、水位変動に対応でき多様な環境が創出できるハーフコーン型の魚道を整備する予定。いずれも、転流前までに整備を終える予定。
 26年度はこのほか、左岸河床部の工事用道路の整備も進める予定。九州地整は「一連の準備として、今年度中にダム本体工事の契約を行い、測量等に入る予定」と説明した。
 協議会ではこのほか、河川や集水域での治水対策、被害軽減を図るソフト対策について、九州地整、県、流域市町村がそれぞれ取組状況を報告した。熊本地方気象台から、新しい防災気象情報と今年の梅雨の見通しの説明もあった。
 木村敬知事は「新たな流水型ダム事業の経済効果を流域全体に最大限波及させることが重要」と話し、国・県・流域市町村が連携した新たな仕組みづくりの検討に入る考えを伝えた。

提供:西日本建設新聞社
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