静岡市は、一部の住民から反対意見が挙がっていた城北公園(葵区大岩本町29)の再整備について、「(新)城北公園再整備計画(案)」を策定した。また、城北公園再整備事業へ2020年12月にPark―PFI事業者を公募し、21年4月に事業者と基本協定を結んでいたが、解除した。市では「新しい計画案が公募条件と大きく異なる内容となったことが要因」としている。今後、6月中旬にパブリックコメントを行い、8月上旬に計画を最終決定する。
計画決定後に詳細設計を行うが、予算措置はしておらず、市は「時期は未定」としている。26年度中に委託するかも定まっていない。
公園の再整備完了、開園時期について、難波喬司市長は6月4日の記者会見で「めどはたっていない」とした。「事業決定して、直営でやる場合は2年、(PPPなどで)公募すると3年ほどかかると思う」と見通した。
元の計画では、公園の一部を再整備する方針だったが、新計画案では公園全体と周辺を再整備する。
駐車場は園内と園外に分散させ、駐車台数は62〜72台とする。園内の駐車場はベビーカーや車いす利用者などのための最小限の台数である約14台とし、大岩車庫(約22台)、北側道路(26〜36台)など既存施設を活用して必要な台数を確保する。
カフェやコミュニティースペース、バリアフリートイレは小規模で使いやすいことを基本方針として、建築面積の合計を140〜240平方bとする。
園内の照明整備やバリアフリー化などで、安全・安心な利用環境をつくる。
21年4月、Park―PFI方式で同公園の再整備に関する基本協定を事業者と締結した。しかし、市民から園内駐車場の安全性への配慮や施設整備で樹木や景観を大切にしてほしいなどの意見が集まった。
市は「事業内容の検討過程で、市民や利用者との対話や説明が十分ではなかった」と受け止め、24〜25年にかけて市民アンケートや自治会、市民団体の代表者との懇談会を行い、公園の在り方や整備内容について改めて意見交換を行った。その結果を踏まえ「(新)城北公園再整備計画(案)」を取りまとめた。
(提供:褐囃ハ新聞社)