県の医療関係者らで構成される丸亀病院整備検討委員会は6月4日、県立丸亀病院の整備に関する意見書を県へ提出した。同委員会では、精神科単科のまま建て替えることに否定的な意見が多かったとし、精神疾患に加えて内科や外科の治療も必要となる「身体合併症」の患者に対応できる施設整備を求めた。県はこれを踏まえ、速やかに結論を出す方針だ。
検討委員会は2025年9月に設置され、4回の会合を開いた。久米川啓委員長(香川県医師会会長)は、「県内では身体合併症に対応できる医療機関が乏しく、受け皿の整備が必要との認識で一致した」と説明。その上で、「丸亀病院を建て替えるのか、または他の総合病院の中に精神科を組み込むのかなど早期に検討していただきたい」と思いを語った。
これを受け池田豊人知事は、「身体合併症の受け皿づくりは政策医療としても重要だ」と強調。「現在の入院・通院患者の治療継続を最優先に、医師の確保や身体合併症への対応体制の強化などの課題について解決案を検討していく」とし、その中で丸亀病院の建て替えに関する結論も出す考えを示した。
丸亀病院(丸亀市土器町東9ノ291)は精神科単科の県立病院。施設や設備の老朽化や赤字運営などの課題がある。検討委員会では、現行体制のまま更新・維持するのは困難との指摘が出ていた。
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建通新聞社