栗東市は、計画推進している市環境センター長寿命化整備について、基幹的設備改良工事内容の変更及び工事着工までのスケジュールを明らかにした。
それによると、工事内容については、灰搬出室の鉄骨等の構造部材の腐食が進み、耐震性に影響があることが判明したことから、整備範囲を灰搬出室全面に変更。スケジュールは、一般競争入札で10月下旬頃に公示、12月頃に入札参加資格審査及び結果を通知、来年2月に入札執行・仮契約、3月の議会議決後本契約、4月からの着工を目指す。完成は、30年度(令和12年度)を予定。
同施設は、2003年(平成15年)3月の稼働開始から22年が経過しているが、これまで施設延命化対策を一度も実施していないため、主要設備・機器の老朽化が進行している。このことから、市はストックマネジメントの考え方を用いて、施設の適切な維持管理を行い、老朽化が進んだ主要設備・機器について、延命化対策を実施することにより、ライフサイクルコストの低減を図り、施設の長寿命化を図ることが必要となっていることから延命化計画を策定。同工事はその一環として実施していく。
なお、市の財政負担の軽減化を図るため循環型社会形成推進交付金等の国の交付金制度の活用を予定しているが、二酸化炭素排出量を一定割合以上削減することや、築25年未満の施設については、工事後10年以上の稼働をすることが交付要件となっているため、30年度(令和12年度)までに、省エネルギー化による二酸化炭素排出量の削減および施設の長期的な安定稼働を目的とした延命化対策を実施する。対策終了以降も更なる耐用年数の延長を図るものとし、目標年を45年度(令和27年度)と定めた。
栗東市環境センターは、栗東市六地蔵31他の敷地3万7697・56平方b内に、1日あたりの処理能力76d(38d/24時間×2炉)の全連続燃焼式ストーカ炉によるごみ焼却施設や、回転式表面溶融炉(10d×24時間)(燃料式溶融方式)による灰溶融施設、処理能力32d/5時間のリサイクルプラザ(粗大ごみ、不燃ごみ、資源ごみ、プラスチックごみ、食品残渣)・管理棟(事務室、再生工房室、研修室、多目的室、展示ホール)・ストックヤード棟(紙類、古布、紙パック、びん類、草木類等)―などで構成。可燃ごみ、粗大ごみ、不燃ごみ、資源ごみなど多種多様なごみを、安全かつ衛生的に処理できる施設を保有している。
過年度に改訂された「栗東市ごみ処理施設整備基本計画」を見ると、処理方式は、現環境センターが所在する場所において施設更新整備をおこなうことを条件に、エネルギー回収型廃棄物処理施設のシステム評価において選定された、ストーカ方式・ハイブリット方式の2方式と、継続して情報収集を行うこととした好気性発酵乾燥方式を加えた3方式で改めて評価の見直しを行った結果、安全・安定的な処理を行う施設や、災害に強い施設・経済性に優れた施設としての優位性が高く、総合的にも最も評価が高いストーカ方式を選定した。
提供:滋賀産業新聞