さいたま県土整備事務所は、夏をめどに都市計画道路日光東京線(本町ロータリー工区)交差点整備工事を発注する。現況道路を拡幅してJR川口駅方向に進むための右折帯を設けることで、渋滞が頻発する同交差点の交通環境を改善させる計画だ。これまで歩道橋の架け替えなどを進めてきた同工区で、ついに道路部分の整備が本格化する格好となる。
本町ロータリー交差点は赤羽方向から県内に伸びる国道122号(日光東京線)、川口駅方向と同交差点を結ぶ県道川口停車場線、川口元郷方面から交差点に接続する川口市の市道など、複数の路線が合流する交通量が多い交差点。交通事故や渋滞の危険性が懸念されてきたため、交差点周辺の再整備へ取り組む。
現在は本町ロータリー工区の工事が進行中。同工区全体では、主に約245mにわたる道路拡幅を計画しているが、今回発注する工事はそのうち交差点周辺のみを施工する見通しだ。
川口駅方向に進むための右折帯(幅員3〜4m程度)を設けつつ、現況道路東側の歩道を幅員約4・5mに拡幅する。現況の道路幅員は約18mとなっているが、今回の工事が終われば、交差点周辺部の幅員が約28・9mになる予定だ。
現況道路は県側から赤羽方向に進む際、交差点周辺がやや急カーブになっているため、道路線形を緩やかな形状に変更する必要がある。道路を少し東側にずらして、ずらした分を中央分離帯用のスペースに充てる。今回は右折帯と歩道整備に注力して、中央分離帯の整備は今後に別途で行う。
現場は非常に交通量が多いため、夜間の施工になるものとみられる。
今回の工事が完了となれば、今後は交差点からさらに県側(北側)部分の道路・歩道拡幅に取り掛かる見込みだ。交差点周辺以外はおおむね幅員25m程度に拡げる。両側歩道と4車線の道路、中央分離帯を備えた道路に再整備する形となる。
本町ロータリー工区では交差点周辺にある歩道橋架け替えも進行しており、10月が工期末。今回の交差点改良と今後の道路・歩道拡幅を終えれば、同工区内の道路整備はおおむね完了となる。
ただし、道路線形を完成させた後も歩道を無電柱化する計画がある。拡幅を終えた歩道に電線共同溝を整備して、電線管理者と調整しながら抜柱に取り組む見通し。
本町ロータリー工区からさらに北側では「上の橋工区」も整備する計画がある。5月に用地交渉へ向けた測量業務を終えており、今後は用地取得に注力する考えだ。
提供:埼玉建設新聞