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日本工業経済新聞社(埼玉)
2026/06/24

【埼玉】さいたま市、大宮駅賑わい拠点の取り組み状況を報告

 さいたま市は「大宮駅東口周辺公共施設再編に係る駅前賑わい拠点」に関する進捗を市議会に報告した。旧大宮区役所跡地や大宮小学校、大門町自転車駐車場などの敷地活用を図るもので、昨年9月に学識者や地域関係者が参加するまちづくり懇話会を設立していた。本年度も3回程度の懇話会を開いた上で、まちづくりプラン中間とりまとめを2027年度に策定する見通しを示した。
 大宮区役所跡地などの敷地はシンボル都市軸の大宮中央通り、みどりのシンボル軸に当たる氷川参道などに接しており、大部分が公共用地。公益性の高い土地利用を図りつつ、周辺の民有地と一体的なまちづくりに取り組む。検討対象範囲は同跡地などの周辺としているが、権利者との意見交換を踏まえて柔軟に見直しを行う予定。
 昨年度に実施方針を示しており、それ以降に開催されたまちづくり懇話会では導入する機能の選定、賑わいを創出している広場の事例視察、前提条件とする機能の叩き台整理などを行ってきた。
 市議会への報告によると、導入機能を選定する際の軸には「都市の中の余白を創出し、社会・学校・地域などの交流による人が学び育つ共創の場を生み出す」という方向性を置く考え。
 すでに導入が決まっている機能は、小学校と公民館を複合した教育・コミュニティ機能、自転車駐車場および集約駐車場などの交通機能。
 前提条件とする機能の叩き台は▽広場(おもてなし空間、緑豊かで多様に活用できる空間)▽賑わい機能(イノベーションを生み出す機能、多目的利用が可能な屋内大空間、個性豊かな飲食店など)▽学び・交流連携機能(プール、屋内共有空間、行事に使用できる屋内大空間など)▽防災機能――などが主な候補として挙がっている。
 民間提案により選定する「望ましい機能」としては、イノベーションを促進する施設の併設オフィス、氷川参道の眺望や緑を生かしたホテル、全天候型子どもの遊び場などを検討している。
 本年度は過年度の取り組み内容まとめ、まちづくり懇話会、民間事業者のヒアリングや市民意見聴衆などを進める。27年度にまちづくりプランの中間とりまとめを行い、28年度をめどに正式なプランをまとめる見通し。

提供:埼玉建設新聞