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建通新聞社
2026/06/25

【大阪】小西優貴氏(こにし・ゆうき=東洋建設大阪本店土木営業第二部係長)

 日本建設業連合会関西支部に若手会員の会が発足したのは2023年。会員各社の40歳までの社員により構成され、現在36人(26年6月1日現在)が中心的なメンバーとして活動している。活動のテーマは日本建設業連合会の目的である「建設業に係る諸制度をはじめ建設産業における内外にわたる基本的な諸課題の解決に取り組む」ため、会社・業種の枠を超えて若い人たちが自分で考え、議論すること。会員同士の議論にとどまらず、発注者やコンサルタントの若手とも意見を交わし、次代を担う人材への成長を目指す。Forefront(最前線)で活躍する若手技術者の思いから、将来の建設業の在り方を探る。

 東洋建設大阪本店の営業部に所属する小西優貴氏は「若手会員の会」発足当時からのメンバー。活動テーマに沿って会員間で建設業の課題を話し合う「議論会」を開くとともに、国土交通省近畿地方整備局や建設コンサルタンツ協会近畿支部の若手と議論する場にも参画している。
 会合を重ねるにつれ、発注者もコンサルタントも「みんな悩みは同じだ」と感じたという。以前は感じていた互いの壁≠熄チえ、国土づくりの同志として共に進みたいという思いが芽生えたようだ。「課題解決には膝を突き合わせる時間をしっかり取ることが重要。この時間を割ける業務態勢がものづくりには必要だ」と説く。
 現在は「一般の人に建設業の魅力をどうのように伝えるべきか」に焦点を当てて活動している。小学校への出前授業や、近畿技術事務所で行われた「ふれあい土木展」でラジコンを使った重機操作のイベントを企画。順番待ちの列ができるほど大盛況となり、確かな手応えを感じたという。
 建設業を選んだきっかけは高校の授業でプロジェクトX「新羽田空港 底なし沼に建設せよ」を見たこと。「感動して見入ってしまった」ことから海洋土木にあこがれを持ち、進学先も土木工学を学べる大学を選択する。
 最も印象に残るのは入社後すぐに配属された兵庫県美方郡の約7000dのケーソン据え付け現場。日本海の荒波を抑えるケーソン据え付け作業を目の当たりにし、「事業の規模と迫力に圧倒された」という当時の感動が今も魅力発信の原動力となっているようだ。
 業界の未来を見据え、「若手技術者への技術継承だけでなく、仕事への熱意の継承も不可欠だ。自ら技術を学び取る意志を育てる取り組みも合わせて行わなくてはならない」と強調する。
 熱意の継承はモチベーションの持続でもあるという。若手技術者の士気を高めるには「業界をけん引する中心人材は30〜40代の若手技術者であるべき。経験を吸収した若手が生き生きと仕事に取り組む姿こそが、将来の建設業の姿。これを社会に示すことで業界はさらに活性化する」と語る。
 ※写真は建通新聞電子版に掲載

 提供:建通新聞社