長浜市は25日、計画推進している市立湖北病院整備事業について、新たな改築計画を示した。
それによると、当初計画では湖北病院の規模は、S造4階建、延8914平方b。改修を行う介護老人保健施設「湖北やすらぎの里」は、RC造3階建、延5400平方bを想定していたが、湖北病院をS造3階建てへ、湖北やすらぎの里を、W造もしくはS造平屋建てに変更し、計画病床を120から92に縮小することに加え、病床の個室化も見送る。これにより、事業費を最大90億円に抑えるとした。
今後については、適時に市議会の議決・承認を求め、29年度の着工・30年度の一部供用開始を目指していく方針。
同事業は、市北部の地域医療を担っている木之本町黒田にある市立病院「湖北病院」と、建物内の介護老人保健施設「湖北やすらぎの里」を対象に、医療・介護サービス一体提供の拠点施設を整備するもの。
施設整備基本構想・基本計画策定業務は、シップヘルスケアリサーチ&コンサルティング(大阪府吹田市)に選定・完了済み。整備手法は従来方式が最適と判断した。その後、基本構想・計画を基に基本・実施設計を、昭和設計(本社・東京事務所)が担当。25年9月に完了させた。設計コンセプトは「入院診療から在宅療養までの医療・介護を支える地域包括ケアの中核施設」「ひとが集い賑わう、市民にやさしい施設づくり」「医療・介護資源を大切にし、働きやすくひとを育てる環境づくり」「個室化等による快適な療養環境の提供」とし、配置計画では、一般来訪者と救急車、物品搬送車の車両動線を分離し、新病院棟と別館棟の各棟に乗降スペース(ロータリー)を設ける。建築計画では、新館病棟は杭本数が削減でき、平面計画の自由度が高いS造を採用。1階は来訪者の多い部門や在宅支援部門、2階は職員利用中心の部門配置とし、効率的かつ安全で使いやすい建物を設計内容に示した。
なお、基本設計時の概算事業費は、病院が建築工事費約69・7億円、設計管理費約2・7億円、医療機器・備品約11・9億円、医療情報約2・6億円、解体費・移転費約3・9億円他を合わせ計約92・5億円(税抜き)、老健施設が建築工事費約10・6億円、設計管理費約1・1億円、介護備品等約1・2億円、解体費・移転費約0・8億円他を合わせ計約13・9億円(税抜き)の総額106・4億円(税抜き)と、算出していた。
提供:滋賀産業新聞