淡海土地改良区(高島市今津町)は、県営淡海地区防災減災事業の2期工事として、淡海湖までの隧道(トンネル水路)の補修工事を計画しており、その工事用仮設道路(管理用道路)の整備工事に取り掛かっていく。
現在、整備する工事用仮設道路のルートはいくつか候補があり、県営発注の業務にて線形を検討中。今年度末をメドにルートを決定する見通しだ。仮設道路は幅員3・6bを基準とするが、山間部のため標高100b程度の起伏があることから、綿密な計画立案が求められる。
工事については、早ければ27年度にも着手したい考えだが、予算次第で流動的となる。
計画によると、隧道を機能診断した結果、老朽化に伴い岩盤部や一部水路に機能低下が見つかり、同改良区では、防災機能を維持・回復させるための補修工事を行う方針で、その施工に不可欠となる今回の道路整備工事(県営)に着手する。
淡海湖は、高島市今津町を流れる石田川の上流に位置し、約100fの農地をかんがいする農業用ため池。淡海湖に貯められた水は全長1・2qの導水隧道により、取水堰で取水されている。受益地の取水源として重要な施設であるが、築造後100年以上が経過して取水施設等が老朽化し、堤体の耐震性不足や中性化の進行により、被災した場合の下流域への多大な被害が危惧されていた。このため、これまでに堤体、洪水吐、底樋・斜樋、緊急放流整備などの改修を実施。漏水防止ネットフェンスの設置による濁水・土砂流出防止を図ったほか、池敷内のヘドロをセメント改良して堤体の押さえ盛土として利用するなど、地区外からの土砂の搬入・搬出を行わない計画で自然環境への影響を緩和し、一連の工事は完了している。
そのほかにも、同改良区では県営川上地区経営体育成基盤整備事業も行っており、事業期間は30年度まで。事業概要は、用水路改修13・4q、排水路改修4q、暗渠排水27・3fで、事業費は約15億3000万円となっている。
提供:滋賀産業新聞