県は、屋久島空港滑走路延長に向け、全ての事業用地で用地測量が完了したため、本格的な用地買収に着手する。国土交通省は2026年度、9億8300万円(直轄+補助)を配分。航空法第40条に基づく告示によると、供用開始予定は34年3月末を設定している。寿肇議員(自民党、大島郡区)の一般質問に荒川土木部長が答弁した。
進捗状況をみると、24年度に事業化。25年度は、国から航空法に基づき空港の施設変更が許可され、実施設計や用地測量等を進め、ターミナル周辺の一部の区域で先行して用地買収を実施した。
26年度に入り、5月に全ての事業用地の用地測量が完了。このため全地権者を対象に説明会を開催、屋久島町と連携しながら本格的に用地買収を行う。
事業概要は、県道付け替えにより北西側は180m、南東側は320m延伸してジェット機が就航可能な2000mに延長。駐車場用地等も拡張する。
総事業費は、旅客ビル拡張等の民間事業等を除き、直轄(無線・気象)と補助事業で約165億円を見込む。
■内環状道路構想
交通量推計を検討
既設道路と新設道路を組み合わせ、鹿児島市街地部の渋滞解消の対策として内環状道路構想について柴立鉄平議員(自民党、鹿児島市・郡区)が質問。荒川土木部長は「新たな視点からの道路構造のため、交通量推計などのシミュレーションを含め今後、必要性や事業主体、整備効果等を検討したい」と答えた。