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秋田建設工業新聞社
2026/07/02

【秋田】皆瀬ダム長寿命化、詳細設計を22日に開札/本体のアスファルト遮水壁を補修へ

 雄勝地域振興局建設部は、皆瀬ダム長寿命化対策の一環として、ダム本体表面のアスファルト遮水壁を補修する。詳細設計を22日に開札。現地調査を行ったうえで補修範囲や深度をまとめるほか、過去に同ダムで実施した補修方法や他ダムにおける遮水壁補修の先行事例を参考に、切削再舗設や表層塗布など、最適な工法を選定する。着工は9年度以降。

 同ダムは昭和38年に竣工した表面遮水壁型ロックフィルダムで、長寿命化のため設備の改修などを進めている。アスファルト遮水壁は平成元年〜2年、平成16〜17年にそれぞれ補修工事を実施したが、平成20年に発生した岩手・宮城内陸地震の影響や、経年変化により全面的な波打ちなどが発生し、洪水吐接合部との境界部でクラックも確認されているため補修する。

 アスファルト遮水壁の補修は全国的にも施工例が少ないため、過去に同ダムで実施した遮水壁の補修方法を整理するとともに、降雪地に建設されている他ダムにおける遮水壁補修の先行事例を洗い出し、工法選定の参考にする。

 このほか、ロック堤体付近の法面2カ所(右岸側、420u・670u)で侵食が発生していることから、奥山ボーリングで法面工設計を進めている(履行期限9月30日)。工法はアンカー付場所打ち法枠工を想定。左岸側の法面2カ所(800u、1,500u)でも侵食が発生しているため、法面工設計を22日に開札する。いずれも設計でまとめた概算事業費や同事業における他工事との兼ね合いを踏まえ、着工時期を検討する。

 このほか、テレメータ観測局3局(秣岳雨量観測所、小安水位観測所、戸波水位観測局)・警報局4局(増田、川連、睦合、十文字)の改良工事を8日、構内照明設備ほか改良工事を22日にそれぞれ開札する。観測局・警報局の改良は同工事で完了する予定。

提供/秋田建設工業新聞