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滋賀産業新聞
2026/07/08

【滋賀】滋賀県 野洲川の広域河川改修事業

 滋賀県は、野洲川広域河川改修事業の一環として湖南市石部口3丁目地先において浸水被害の軽減を目的とした「樋門」の設置を計画している。近く設計業務をスタートさせ、これを今年度中に完了、工事については用地及び予算等の関係から流動的だが、来年度以降を見据えて事業を進めていく考えだ。
 樋門は、堤内側の雨水や排水を河川に流すもので、堤防の一部として治水安全性を確保する観点から設置される暗渠形式の水路構造物。
 今回、湖南市石部口3丁目地先・野洲川における樋門の規模は予備設計段階のため流動的だが、RC造の特殊桝とRC造(柔構造形式)のボックスカルバート(1連)による函渠から構成。特殊枡は横2b×縦2b×高さ2・5b程度。ボックスカルバートは内径の横1・2b×高さ1b程度で、長さは11b〜23b程度。具体的な数量は設計の中で決定していく。
 施工にあたっては、特殊桝については現場打ちとなる可能性を想定。函渠については、野洲川を切回しし、床掘したうえで設置する。
 なお、設計業務の担当はキタイ設計(近江八幡市)。並行して地質調査業務も既に公告されており、14日開札予定の入札で担当業者を選定する。
 近年、全国各地で豪雨災害が発生する中で流域住民の安全確保と治水機能の強化を目的に、河川断面の拡大や護岸整備などを段階的に実施しているもので、今回の事業により河道の掘削による流下能力の向上や、老朽化した護岸の補強、堤防機能の強化を進めていき、洪水時の安全度向上と流域全体の防災力強化を図る。
 野洲川は、県内有数の一級河川であり、甲賀地域の生活や産業を支える重要な水系である一方で、集中豪雨時には水位が急上昇することから浸水被害の軽減が長年の課題となっていた。

提供:滋賀産業新聞