秋田空港管理事務所は、秋田空港立体駐車場の改修に関し、排水設計をアルファプランウェーブに委託し進めている。排水能力向上に向けた排水調査を実施し、改修方針をまとめる。概算工事費を8月28日までに算出、9年度の着工に向け事業費を要望する方針。排水対策工事費の上限は4億円と試算、4階建てで施工範囲が広いことから改修には数カ年がかかる見込み。今年度はこのほか、床面防水工事にも着手するため、2階と3階の一部を早ければ年度内に発注する。
秋田空港(秋田市雄和椿川山籠)の立体駐車場は平成22年9月に供用を開始した鉄骨造4階建ての施設で、延べ床面積は22,558u。駐車台数は955台で、このうち身障者用が1階と3階に計8台設けられている。駐車場3階と国内線旅客ターミナルビル2階が連絡通路で接続されており、雨や雪を避けてターミナルビルに出入りが可能。身障者も移動できるよう、駐車場内にはエレベーターを配置している。
立体駐車場の改修にあたり、5年度には各階のデッキスラブで錆の状態などを調査し改修工法をまとめる基本設計をアルファプランウェーブに委託。6年度には天井スラブ塗装改修、床面防水改修に向けた実施設計を建築企画でまとめている。
前回の設計では、近年の大雨に対する排水機能の検討が不足しており、工法を見直すため今年度、改めて排水設計を委託した。排水が追い付かず柱伝いによる駐車スペースへの漏水、雨水侵入によるエレベーターの不具合などが発生している。大雨災害に備え、9年度からの対策実施を目指す。
床面防水については、試験施工として2階と3階の一部(計680u)の着手を目指し準備を進めている。
提供/秋田建設工業新聞