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滋賀産業新聞
2026/07/10

【滋賀】野洲市 JR野洲駅南口周辺の整備

 野洲市は、このほど着手した「野洲駅南口周辺整備基本計画策定業務」について、方針および検討優先度や、実施予定の業務内容、スケジュールなどを示した。7月〜10月に検討を集中的に進め、民間事業者ヒアリングなどを経て、今年度末までに基本計画を策定する。
 対象エリアは、遊休地や老朽化した公共施設が位置するJR野洲駅南口の市有地(野洲市小篠原〔約2・6f〕)。5つに分かれている街区の土地面積は▽Aブロック=約5400平方b▽Bブロック=約4200平方b▽Cブロック=約2000平方b▽Dブロック=約1万0900平方b▽Eブロック=約3500平方b―。
 基本計画では、各ブロックの具体的な整備や運営計画を検討し、今後の配置機能などの方向性を定める。検討優先度は「Dブロック」が最も高く、次いで「Aブロック」、「B、C、Eブロック」の順とした。
 Dブロックの方針は、「文化ホール大規模改修」、「エンターテイメントアリーナ整備」、「企業オフィス誘致」の3案から絞り込む検討が必要で、地区全体の方針へ与える影響が大きいことから優先的に検討が必要となる。
 Aブロックの方針は、市民広場整備を想定しており、既存施設がないため、他ブロックと比較して整備着手のハードルが低いと考えられ、早期に整備する可能性も含めて検討する。
 B、C、Eブロックの方針は、駅の利便性向上やDブロックの機能の補完といった役割を負っていることから、優先的に行うD、Aブロックの検討経過を踏まえて、適切な機能や整備方針を検討する。
 今年度スケジュールは、7月から10月にかけて検討を集中的に進め、各ブロックでの事業方針を整理していきたいと考えられており、そのうえで、11月から12月にかけて民間事業者にヒアリングを実施し、関心度合を確認しながら基本計画を12月から来年3月にかけて作成する。
 策定業務は、デロイトトーマツ(東京都千代田区)が担当。契約期間は来年3月31日まで。委託金額は4900万円(税込み)。

 主な業務内容およびスケジュールは次の通り。

◆施設計画の検討
▽Dブロックのアリーナおよび企業オフィス検討=「エンターテイメントアリーナ整備」、「企業オフィス誘致」それぞれの場合に、Dブロック敷地に整備可能な規模を見定めるための、施設ボリューム検討を行う(ボリューム検討〔設計検討〕…6月〜8月/調整…9月〜10月)
▽Aブロックの市民広場検討=別途行う社会実験も踏まえ、Aブロックに求められる機能を想定しつつ、広場と施設の配置計画を検討する(機能・配置計画検討…6月〜7月/調整…8月〜10月)
▽B、C、Eブロックの施設計画検討=D、Aブロックの検討も踏まえ、事業における役割を想定しつつ施設に関して必要な検討を行う(機能・ボリューム検討…8月〜9月/調整…10月)

◆事業スキームの比較検討
▽Dブロックの事業スキーム検討=3案における実現可能なスキームを検討する(スキーム検討…7月〜10月)
▽その他ブロックの事業スキーム検討=Aブロックをはじめとした各整備が実現可能なスキームを検討する(スキーム検討…7月〜10月)

◆概算事業費、資金調達手法の検討
▽概算事業費の算定、事業収支計画の検討=整備や運営の収支を想定し、事業の実現可能性の確認や適切な費用分担の検討を行う(検討…7月〜10月)
▽資金調達手法の検討(交付金他)=活用が考えられる資金調達手法を調査し、必要な対応策を検討する(調査・検討…7月〜10月)

◆事業スケジュールの検討
▽工程表の作成=効果的な事業展開を想定し、各ブロックや地区全体の工程表を作成する(作成…8月〜10月)

◆民間事業者ヒアリング
▽マーケットサウンディングの実施=上記検討を踏まえ、事業の実現可能性や民間事業者の参画意向を確認するための調査を行う(調査…11月〜12月)

◆基本計画の作成
▽基本計画の作成=以上の検討等を踏まえ、各ブロックや地区全体の整備の方向性を定めた基本計画を作成する(作成…12月〜来年3月)

提供:滋賀産業新聞