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建設経済新聞社
2026/07/15

【京都】約6・5qの木津川東部幹線整備 宇治田原の郷之口中継ポンプ場改築も 管路設計とポンプ場計画策定へ

 京都府流域下水道事務所は、宇治田原町域及び城陽市の東部丘陵地区の公共下水道について、木津川流域下水道への編入に向け、管路の基本設計及び汚水ポンプ場の計画策定に着手する。
 宇治田原町が町の公共下水道を府の木津川流域下水道に編入を要望。府の試算で、町が単独公共下水道を維持するよりも、木津川流域下水道へ編入する方が国・府・市町の建設費及び維持管理費の合計が安価となる見込みとなった(府試算…令和7〜36年の30年間の国・府・市町の事業費ベースの建設費・維持費合計は宇治田原町流域編入74億円、宇治田原町単独公共下水道維持89億円)。
 そうした中、同町に隣接する城陽市東部丘陵地の開発に伴い、市町境まで下水道区域が拡大する計画が具体化。町との流域下水道接続が合理的に行える状況に進展した。
 府は令和4年度に「水環境構想2022」を策定し、この中の施策「広域化・共同化の推進」において、宇治田原町の流域編入の可能性検討を位置付け、検討を進めた。その後、令和7年1月に京都府及び木津川流域下水道の構成市町と編入条件の基本事項について覚書を交換した。
 府は、町の公共下水道の木津川流域下水道への編入にあたり、令和7年8月開催の府都市計画審議会で関連議案を諮り、原案通り可決。
 その後、令和8年2月議会に関連する条例(公営企業の設置等に関する条例)の一部改正案を提出、3月12日に原案通り可決した。
 府は、木津川流域下水道木津川東部幹線整備事業として令和8年度に新規事業化した。
 郷之口中継ポンプ場(宇治田原町郷之口)を起点、宇治幹線接続点(城陽市奈島)を終点とする延長約6・5q(圧送区間(φ300)約1・6q、自然流下区間(φ450〜700)約4・9q(約1・5q及び約3・4q)の木津川東部幹線を国道307号沿い等に整備するとともに、町の郷之口中継ポンプ場を府の流域下水道の施設として改築(ポンプ設備改築、φ200×2・3m3/min×3基)する計画。
 総事業費は約47億円を見込む。内訳は管渠敷設に40億9000万円、ポンプ場改築に4億1000万円、測量設計等に2億円。
 府は令和8年度に事業費1億円を充て、測量・地質調査・設計に着手する。流域下水道事務所は13日、関連業務を指名競争入札で通知。7月27日に開札し、担当業者を決める。業務内容は管路施設基本設計(分流式・汚水のみ)一式、汚水ポンプ場計画一式。設計工期は220日間。
 令和8年度から事業着手し、実施設計(地質調査・測量・詳細設計)を進め、9年度から施設整備に着手(幹線管渠敷設・中継ポンプ場改築)、その後、17年度の接続を目指す。