文部科学省はこのほど、計画している「公立高校改革事業」に、彦根工業高校と長浜農業高校の2校を採択したと明らかにした。改革先導拠点として、3年間で両校合わせて国費50億円を投じ、学科再編や施設整備を進めていく。
具体的には、彦根工業高校には今年度から3年間で約28億3900万円を充て、県内初のロボット工学科など5学科体制とし、全学科でAIやロボット工学の基礎を学ぶ環境を構築する。加えて、実習棟の整備や最新機器を導入し、学校の魅力を強化する。
長浜農業高校は、約21億5500万円を投入し、学科改変・カメラを備えたスマート牛舎・センサーで環境管理するスマート温室を設けていく。新規就農者が減る中、農業系大学への進学や農畜産業就業者の増加を目標に、各種改革を実施する。
両校とも、今年度から調査・設計、来年度に工事着工し、29年度からの新学科・カリキュラム開始を目指していく。
なお、米原高校と大津清陵高校も同事業の採択を目指していたものの、不採択となった。これを受け、県は両校の計画を練り直して今月下旬実施される追加公募に再申請する意向を示した。学生や保護者に進学したいと思えるような魅力あふれる学校づくりを推進していく。
関連して、県は県立高校の魅力づくりの推進として、小規模校の地域連携コーディネーター配置への財政的支援を同省に呼び掛けている。地域と学校を繋ぐコーディネート人材を確保し、地域と高校が協力し生徒を支える環境づくりを進めていく。
提供:滋賀産業新聞