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建通新聞社(静岡)
2026/07/17

【静岡】吉田漁港でL2津波対策 全国初の取り組み

 吉田町は2030年を目途に、吉田漁港でL2津波対策工事に着手する。漁港や港湾では、全国初の取り組みになるという。現時点で概算で60億円程度の総工費を見込んでいる。16年に策定したシーガーデンシティ構想の下、全周防御の実現に向け津波対策を行っている。22年に漁港の東側の川尻海岸防潮堤が完成し、現在は西側の住吉海岸防潮堤の盛土工を、30年の完成を目途に進めている。二つの防潮堤が完成しても、東海地震で想定される津波は胸壁を越えて同心円状に広がるものと考え、吉田漁港でL2津波対策を実施する。
 主な津波対策は、▽防潮堤整備▽港口・港口取り付け部の整備▽胸壁・陸閘整備―の三つ。防潮堤は住吉防潮堤から連続した盛土構造で整備する。港口・港口取り付け部は狭くするため、漁船が安全に航行できる幅を確保した位置まで鋼管杭を打設する。胸壁・陸閘については最大で2b程度の嵩上げ。
 現時点では概略設計を終えており、30年ごろの着工を見据え、それまでに実施設計を委託する。具体的な委託方法や時期は、現時点では未定。
 町では東海地震が35年に発生する可能性が高いという考えの下、それまでに対策工事の完成を目指している。

(提供:褐囃ハ新聞社)