小松市民病院は17日、「新病院開院支援業務」に関する公募型プロポーザルの実施要領を公表した。参加表明書は8月7日まで同病院管理局で持参または郵送により受け付ける(郵送の場合は連絡必要)。
主な参加資格は、一級建築士の資格を有する者が所属し、一級建築士事務所の登録を行っている単体企業。公的主体が開設する病床数250床以上の病院新築・増築における開院支援業務を2016年以降に元請として3件以上の履行実績を有するなど。業務期間は9月下旬から29年3月末まで。委託費の上限額は7750万円(税込み)を設定した。
今回の業務は、新病院建設事業について、スムーズな開院と開院後の安定した病院運営および健全な経営を実現するため、設計着手前から設計段階において必要となる運営支援、医療機器・医療情報システム整備支援、物流管理システム整備支援などを行うもの。
今後のスケジュールでは8月12日から25日まで企画提案書を受付、9月4日のプレゼンテーション審査を経て、同月中旬にも受託候補者を特定する予定だ。問い合わせは同管理局(電話0761―22―7111)まで。
全体計画によると、同市向本折町地内にある市民病院の本館を建て替える。新たな本館の延べ床面積は2万平方メートルを想定。建設場所は既存の南館の東側に隣接する駐車場部分を予定する。急性期医療を充実させていくため、新病院では高度治療室(HCU)を現行の12床から16床へ増床。新病院の病床数は186床に設定し、南館も合わせた現行の285床から258床に最適化する。今年度から基本設計を推進。27〜28年度に実施設計、29年度の着工、31年度の完成を予定する。概算事業費は286億円を見込んでいる。
工事の手順は新本館を建設し、既存の南館(4階建て延べ6453・98平方メートル)と南加賀救急医療センター棟(2階建て延べ827・81平方メートル)の改修を行う。新本館運用開始後に既存本館を解体し、跡地で駐車場や外構を整備する。CM(コンストラクション・マネジメント)業務の受託候補者は、日建設計コンストラクション・マネジメント。
既存病院の規模は、SRC造8階(地下1階)建て延べ3万1219・07平方メートル。このうち、本館(延べ2万3810・53平方メートル)は1988(昭和63)年に建設され、築後35年超が経過している。その間に南館や南加賀救急医療センターを増築したほか、定期的に設備等の改修などを行っているが老朽化が進み、修繕費もかさんでいる。
このような状況を踏まえ、南加賀地域の中核病院として持続可能かつ高度な地域医療の提供体制を構築するため、本館を建て替えるとともに、既存施設の改修を行うことにした。