仙北地域振興局建設部は、檜木内川の災害対策に関し、宮田橋の上部工(L29m)を架け替えるため、仮橋架設・上部工撤去と上部工架設(製作・据付)の2件を公告した。いずれも本庁の発注で8月25日に開札する(詳細は発注情報欄掲載)。既存の桁よりも厚みのない桁に架け替えることで、安全な水の流れを確保する。8月からは宮田地区、戸沢地区、長戸呂地区、中里地区の輪中堤・特殊堤整備を順次、公告する見通し。
檜木内川は、7年8月の大雨により相沢川合流点から上流約22.8kmにわたり氾濫し、床上・床下浸水家屋31棟、宅地・田地冠水約185haなどの洪水被害が発生。再発防止のため、護岸工や浸水被害を受けた地域への輪中堤・特殊堤の設置などを行う。
宮田橋では、豪雨災害時に桁が水流を阻害し流下能力が低下したため、既存の桁よりも約1m薄い桁に架け替える。8月25日に開札する工事2件のうち、仮橋架設・上部工撤去では現橋の上流側に延長30m、全幅8mの仮橋(H形鋼橋)を架設するほか、延長134m、全幅8mの迂回路を新設。現橋の上部工撤去も行う。なお、仮橋・迂回路は12月31日までに供用を開始する。
輪中堤・特殊堤は宮田地区、戸沢地区、長戸呂地区、中里地区に整備。このうち宮田地区では、紙風船館付近から寺村橋上流までの延長550mで特殊堤、秋田内陸縦貫鉄道・上桧木内駅付近で220mの輪中堤と20mの特殊堤、なか志ま旅館付近で270mの輪中堤をそれぞれ設置する。戸沢地区では延長260mの輪中堤、長戸呂地区では延長180mの特殊堤、中里地区では100mの輪中堤を整備する予定。
輪中堤・特殊堤は早期完成を目指すため、詳細な設計図を簡略化した状態で積算・発注し、契約後に工事数量を確定する概算数量発注方式での発注を見込んでいる。発注件数は精査中。
輪中堤・特殊堤の発注は年度内で概ね完了となる見通しで、9年度は宮田橋の仮橋撤去などを公告する。
なお、今月末には紙風船館付近で行う延長60mの護岸工(概算工事費3,800万円)も公告する。
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秋田建設工業新聞社