川崎市は、予定価格の超過で不調となった幸市民館・図書館改修工事の入札を一般競争入札方式で10月ごろに再公告する。同工事は市が2025年12月から試行実施している「営繕(公共建築)工事の入札不調の抑制に向けた取り組み」の対象となり、再公告時に直接工事費の一部の概算額を公表する。
改修設計を担当した青木茂建築工房(福岡市中央区)が、単価の見直しや見積もりの再積算などを実施。改修工事の内容は当初の設計から変更せず、工期も約19カ月間のままで据え置く。これに伴い、施設の供用開始時期が当初予定の2028年7月から同年10月に遅れることも明らかにした。
幸市民館・図書館(幸区戸手本町1ノ11ノ2、敷地面積約6397平方b)の規模は、鉄筋コンクリート一部鉄骨造地下1階地上3階建て延べ約6092平方b。1980年に竣工した。地下1階に機械室、地上1階に大ホールや図書館、地上2階に会議室や体育室、音楽室などを配置している。
市は2024年8月に「幸市民館・図書館改修基本計画」を策定し、施設の長寿命化への施策をまとめた。工事では老朽化した電気・機械・空調設備や配管、内装を更新。大ホール特定天井の安全対策や電気系統の浸水対策を実施し、快適な利用のためにトイレを洋式化する。諸室の機能・規模の見直しや配置変更なども行う。
提供:建通新聞社