秩父市は、黒谷内田家住宅(黒谷299)の解体保存工事を行う。指名競争入札により発注する予定で、時期は調整中。工期は3カ月〜4カ月を見込んでいる。
対象は市指定有形文化財の黒谷内田家住宅。建築年代は、推定で17世紀末。寄棟造、W造平屋、床面積159・67で、市が寄贈を受けて以降、保存修理は一度も行われてこなかった。
現況は麦葺き屋根の劣化に加え、建物の歪みや傾きが発生しており、6月にはブルーシートによる養生を実施し、立ち入りを禁止していた。
工事では、文化財として復元時に再利用できないと判断される麦葺き屋根材などを除き、既存部材を基本的に保存する方針。工事は単年度で実施し、見学再開時期は未定としている。
工事費には2026年度当初予算で確保した2750万円を充てる。
設計はグリーンシグマ(新潟県新潟市、рO25−211−0010)が作成した。
提供:埼玉建設新聞