川口市は当初予算で編成した3カ年継続費63億6748万3000円を充て、新たな学校給食センターを整備する。建築・電気・衛生設備・空調設備の4分離で9月ごろをめどに一般競争入札を公告、順調ならば12月議会後の本契約を目指す。2028年度内の施設完成が目標だ。
建設予定地は、安行・赤山地内にある敷地約6200u。付近には特別養護老人ホームとわの郷(赤山76−1)などが立地している。
新たに建設する給食センターは、S造2階建て、延べ床面積約4300u程度の規模で、1日9300食程度の提供に対応できる施設とする計画だ。
施設内では除染作業区域、非汚染作業区域、その他の区域に部屋単位で明確な区分を設ける方針としている。床が乾いた状態で作業するドライシステムを設けるほか、アレルギー対応専用の調理室を採用して代替食の調理を可能とする考えだ。
3カ年継続費の内訳は▽26年度=25億4214万円▽27年度=18億1256万1000円▽28年度=20億1278万2000円ーー。
実施設計を、サトウ設計(川口市、рO48−295−9816)が担当している。
市内学校給食は自校調理方式とセンター方式の両方で対応しており、センター方式は49校を対象とする。これまで新郷・南平・元郷の3センター方式で運用していた。
3センターのうち新郷と南平では施設・設備の経年劣化が生じており、とくに新郷では22年度に給食提供へ支障をきたす事案が発生した経緯がある。現行の給食衛生管理基準に適合した施設へ更新を図る必要があるとみて、今回の新センター整備計画が立ち上がった。
新たなセンターの整備後も3センター方式は維持する考えで、新施設は基本的に新郷センターの役割を引き継ぐ方向で検討中している。調理能力に関しても、おおむね新郷センターと同程度を確保する格好だが、配送対象の学校は部分的に見直す可能性もある。
提供:埼玉建設新聞