さいたま市は都市計画道路第二産業道路・東大宮工区について、2027年度内の事業認可取得を目指した調整に入る。第二産業道路の市内区間は東大宮工区以外の4車線化を終えており、同工区のみが2車線の状態。東大宮入口交差点周辺で渋滞が頻発していることを受け、現況道路を拡幅することで市内の全区間を4車線化する計画。本年度は用地測量や横断歩道橋・副道部の予備設計などを進める見通しだ。
整備予定地は見沼区東大宮1丁目地内ほかの約1440m。現況道路を幅員22mに拡幅する計画。整備予定地には2カ所の大規模な交差点(東大宮駅入口・八雲神社入口)と、JR東北本線との立体交差部(東大宮陸橋)を含む。
立体交差部の橋梁は架け替えなどを行わず、現況の橋梁を維持する方向。歩道部分を車道に転換することで、現況幅員を踏襲しながら4車線化する考えだ。
現状の橋梁は2車線としての利用を前提にした仕様となっており、4車線化に当たって交通量の増加に対応できるよう補強する見通し。
歩行者の利用に関しては、JRの跨線部を横断できる副道への導線を整備する。現況の階段を撤去して、斜路付きの階段とエレベーターを新設することで対応を図る。
東大宮工区の拡幅が完了すれば交通容量が拡大して市内の交通円滑化が見込まれる。市内以外の区間も多くが4車線として供用済みのため、広域的な交通網が形成されることとなる。
そのほか、無電柱化を行うことによる防災性向上、自転車・歩行者と自動車の走行空間を分離することによる安全な通行空間確保などにも効果が期待できる。
今後は来年度前半をめどに事業認可を取得した後、用地取得に注力する構え。用地測量は2027年度内に成果をまとめつつ、27〜28年度にかけて詳細設計をまとめる予定となっている。
提供:埼玉建設新聞