東北農政局八郎潟農業水利事業所は、WTO案件の「A1−2幹線用水路建設工事」を本局発注で開札、17億9,500万円で東洋建設が落札した。A1−2幹線用水路は、大潟村南の池入植記念公園の南側を東西に横断する水路。今回が初弾工事で、1,690.61m(FRPM管5種・φ2,200)を更新。上流工区(L1,291.61m)と下流工区(L399m)を設定して既設管を更新するほか、通気施設や分水施設も整備する。予定工期は令和10年11月。
施工体制確認型(標準A型)の総合評価落札方式で行われた今回の入札には23社が参加。予定価格を超過した1社以外はいずれも落札者と同額、またはそれ以下で応札したが、東洋建設は技術提案の加算点で逆転落札した。
同事業の全体計画は、老朽化が進む延長93,600mの幹線用水路(開水路L14,000m、パイプラインL79,600m、33路線)の改修をメインに、取入口5カ所、延長11,000mの幹線排水路等の改修、水管理施設の新設などを行うもの。総事業費は488億円、事業期間は24年度まで(施設機能監視3年含む)。
現在は、事業区域の最南端(八郎潟調整池側)にあるF2用水取入口から、区域中央部を縦断する中央幹線排水路につながる「F2幹線用水路」の工事を集中して進めている。5年度に着工し、南側(上流側)から整備を推進。先月には「その9工事」(L681.2m)と「その10工事」(L316m)を契約している。当初は「その11工事」として延長300mの管水路工(FRPM管φ800、概算工事費1億1,000万円〜1億6,000万円)も発注する予定だったが、資材価格の高騰や予算状況を踏まえて来年度以降に先送りする。
また、7年11月には、A1−3幹線用水路建設工事(新設部分、L1,248.09m)を契約。大潟村の中心地から東西に走る既設のA1−3幹線用水路と、今回、落札したA1−2幹線用水路を南北で繋ぐ幹線用水路を、令和10年3月の工期で新設する。
なお、今年度に予定していた工事や業務委託はすべて発注済みとなった。来年度以降はA1−3幹線用水路の工事などが継続される見通し。
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秋田建設工業新聞社