仙北地域振興局建設部は、檜木内川の災害対策に関し、工事7件を今月末に公告する見通し。このうち5件は宮田地区で特殊堤や輪中堤を新設するもの。残りの2件では長戸呂地区と中里地区でそれぞれ特殊堤などを新設する。いずれも詳細な設計図を簡略化して積算・発注し、契約後に工事数量を確定する概算数量発注方式での発注を見込んでいる。
今月末に公告予定の宮田地区5件のうち、4件は紙風船館付近から寺村橋上流までの延長570m(L170m、L155m、L155m、L90m)で特殊堤を新設するもの。このうち延長170mと90mの工事ではそれぞれ陸閘1基の新設も行う。残り1件では秋田内陸縦貫鉄道・上桧木内駅付近で延長211.3mの輪中堤と陸閘1基の新設を行う見込み。
長戸呂地区では、特殊堤の新設を予定している延長約450mのうち、150m程度の施工を想定。中里地区では98.2mの輪中堤新設、113.1mの既存特殊堤嵩上げ、陸閘1基の新設などを行う。
事業は、7年8月の大雨で氾濫した檜木内川において、再発防止のため護岸工や浸水被害を受けた地域への輪中堤・特殊堤の新設などを行うもの。合わせて宮田橋の上部工(L29m)を既存の桁よりも厚みのない桁に架け替えることで、安全な水の流れを確保する。
宮田橋上部工の架け替え工事は、仮橋架設・上部工撤去(迂回路設置含)と上部工架設(製作・据付)の2件を本庁から公告しており、いずれも今月25日に開札。また、宮田地区のなか志ま旅館付近で行う延長290mの輪中堤新設と、戸沢地区で行う269.2mの輪中堤新設も公告済みで、それぞれ9月2日に開札する。いずれも概算数量発注方式での発注となっている。
9年度は、宮田橋の仮橋を撤去するほか、残整備となる長戸呂地区の特殊堤新設(L約300m)などを発注したい考え。
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秋田建設工業新聞社