北陸地方整備局が国道470号能越自動車道輪島道路2期区間で建設する「鷹ノ巣山1号トンネル(仮称)」(1・46キロ)の安全祈願祭が19日、輪島市熊野町の建設地で執り行われ、関係者が早期の全線開通へ工事の無事を願った。施工は大成建設が担当し、全国初のECI(施工予定技術者事前協議)とPPP(官民連携)が同時採用された。20日に掘削作業が始まった。
輪島道路は、のと里山空港インターチェンジ(IC)―輪島IC(仮称)間11・5キロで、1期区間となるのと里山空港IC―のと三井IC間4・7キロが2023年9月に開通した。残るのと三井IC―輪島IC間6・8キロの2期区間は17年度に着工し、トンネルは連続する鷹ノ巣山1号トンネルと「鷹ノ巣山2号トンネル(仮称)」(0・95キロ)の2本がある。
1号トンネルの建設地周辺では、能登半島地震による大規模な斜面崩落が発生。北陸地方整備局は過去に前例がない被災現場で、より最適な仕様や施工方法を決定するためECIを導入、設計を修正した。区間内の他工事の施工管理などの効率化を図るため、PPPも採用。工事は2工区に分けて進める計画で、1工区の工期は2028年1月26日まで。
安全祈願祭には北陸地方整備局能登復興事務所の北出一雅所長や坂口茂市長らも出席し、玉串を捧げた。
19日は、輪島小児童ら30人を招いた現場見学会も開催。児童は、貫通した鷹ノ巣山2号トンネル内に展示された掘削機などを見学したり、VR(仮想現実)ゴーグルを装着して施工途中の様子を疑似体験したりした。