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秋田建設工業新聞社
2026/09/03

【秋田】実施計画策定に向け調査・検討業務/空港脱炭素化の取り組みで事業化目指す

 県港湾空港課は、7年1月に策定した秋田空港と大館能代空港の脱炭素化推進計画を実行するため、事業化に向けた調査や費用対効果の検討を行い、実施計画を策定する。推進計画では施設の省エネ化や再生可能エネルギー導入などの取り組みを掲げており、29日に実施計画策定業務を開札。各ターミナルビルなど関連事業者の脱炭素化に向けた取り組み状況なども調査しまとめるほか、脱炭素化推進協議会の運営補助を行う。

 秋田空港(秋田市雄和椿川字山籠49)は旧空港(新屋町字割山)からの移転にあたり、昭和48年に現地が選定され同56年に供用を開始した。飛行場総面積は1,589,656u。着陸帯(2,620m×300m)、滑走路(2,500m×60m)、誘導路(2,830m)、エプロン(310m×190m)5バースなどを備えている。また、県が管理する駐車場は立体駐車場、平面駐車場の総用地面積は68,728uで、乗用自動車3,105台の駐車が可能となっている。

 秋田空港ターミナルビル株式会社が管理する旅客ターミナルビルは鉄筋コンクリート造3階・地下1階建てで、国内線ビルが11,206.29u、国際線ビルが3,620.61uとなっている。このほか空港内には貨物ビルや除雪車庫、給油施設などがある。

 大館能代空港(北秋田市脇神字からむし岱)は、平成6年に本体工事に着工、同10年に供用を開始した。飛行場総面積は1,214,240u。着陸帯(2,120m×300m)、滑走路(2,000m×45m)、誘導路(230m)、エプロン(225m×110m)4バースを備えている。県が管理する駐車場は13,510uで、366台分の駐車スペースが確保されている。

 大館能代空港ターミナルビル株式会社が管理する旅客ターミナルビルは鉄筋コンクリート造3階建てで、延べ床面積4,062u。空港内にはこのほか貨物ターミナルビル、給油施設、消防車庫、除雪車庫などがある。

 両空港の脱炭素化に向けては、7年1月に推進計画を策定し、同3月に国土交通大臣から認定を受けた。同計画ではターミナルビル等の空港施設の省エネ化、航空灯火のLED化、空港車両のEV・FCV化、太陽光発電設備などの再生可能エネルギーの導入に取り組み、再エネ電力は両空港で連携し活用を目指すとしている。

 このうち、県管理施設においては、国庫補助を活用しながら航空灯火などのLED化を優先して推進中。秋田空港ターミナルビルでは照明LED化のほか、太陽光発電設備の設置も実施している。

 今回、公告した策定業務では再エネの導入に関し、大館能代空港内への太陽光発電設備の導入、または代替措置となる再エネ電力への切り替え、Jクレジット等の購入について経済性と実現性を比較し、再エネの調達手法を検討する。

提供/秋田建設工業新聞