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建通新聞社四国
2026/09/04

【香川】高松中心市街地プロムナード化 ターゲットを3分類

 香川県は、第6回高松中心市街地プロムナード化検討会議(委員長・中村英夫日本大学理工学部教授)を開き、事業ビジョンのターゲット層設定や今後の整備方向性をまとめた。サンポート高松地区から高松中央商店街に至る歩行者動線の強化に向け、交差点のスクランブル方式化などの検討を継続し、今後も都市空間の再編に向けた検討を進めていく。
 同事業は県と高松市が連携し、歩行者優先のまちづくりによるにぎわい創出を目指すもの。ビジョンではターゲットを「市民・近隣リピーター」「通勤・通学者」「来訪者・旅行者」の3層に分類した。市民層には既存空間のリノベーションやウォーカブルな空間創出、通勤層には交差点改良による安全性・利便性向上、来訪者層にはサンポート高松地区と高松中央商店街を結ぶ回遊性の高い動線確保や新たな移動手段の導入を掲げた。
 サンポート高松地区のプロムナード化による効果については、周辺道路で深刻な渋滞を招かずに自動車抑制効果が得られたと報告。アンケートでも利用者の増加が確認された。県立アリーナでのイベント開催による来訪者増を見据え、JR高松駅前交差点のスクランブル化を含めた複数ルートの検討を深める。
 菊池寛通り交差点で行った社会実験では、歩車分離式信号により安全性が向上したとの意見が多く見られた。一方で、スクランブル化に伴う自転車横断帯の撤去には、利用者から否定的な意見も寄せられており、運用ルールの整理など課題解決に向けた検討が必要であるとまとめた。

提供:建通新聞社