鹿児島建設新聞
2026/09/15
【鹿児島】県土木部 ICT活用工事 / 24年度 過去最多の124件
県土木部は、年次的に試行拡大しているICT活用工事の取り組み状況(契約時期ベース、2026年3月末時点)を明らかにした。24年度は対象工事661件のうち124件の実績があり、22年度の105件を超えて過去最多を更新。25年度も繰越工事の完成に伴い増加する見通しで、現場の取り組みが数字に表れている。
土木部は16年12月からICT活用工事を試行。対象工種は同12月からの「土工」(簡易型は21年2月〜)に始まり、20年9月から「法面工」「舗装工」、22年4月から「付帯構造物設置工」「舗装工(修繕工)」、同10月からは「作業土工(床掘)」「地盤改良工」−などに拡大。近年では、23年4月から「河川浚渫工」「構造物工」「基礎工」「擁壁工」、24年4月から「橋梁上部工」、同12月からは「コンクリート堰堤工」なども対象に加えてきた。なお、25年10月から、「1000m3未満の土工」「小規模土工」は「土工」に集約した。
工種拡大に伴って、21年度からは対象工事(特記仕様書に明記した工事)の件数が大幅に増加。これに比例して取組工事の件数も増え、21年度は93件(実施率20%)、22年度105件(同18・9%)、23年度98件(同16・6%)、24年度124件(同18・8%)−と推移している。25年度の実績は26年3月末時点で64件。今後、繰越工事の完成により増加が見込まれる。
県は、「建設技術者研修会などの機会を通じて、ICT活用工事の制度の説明や取組状況の紹介等を行っている。建設業者によって取組状況に差があるため、取り組みが進んでいない業者には積極的な検討をお願いしたい」と話す。
■工種別件数
土工68%で最多
累計の実績を工種別にみると、土工(簡易型や1000m3未満、床堀、小規模含む)が全体の68%を占める437件と最多。これに法面工の140件(構成比21・8%)が続き、ほか舗装工(修繕工含む)が39件(同6・1%)−などとなった。