滋賀県南部流域下水道事務所は、矢橋大橋の長寿命化に取り組んでいく考えだ。今年度に詳細設計(橋梁耐震補強設計・修繕設計)を進め、来年度以降の工事具体化に備える方針でいる。
対象となる橋梁は、草津市矢橋町の矢橋大橋(湖南中部浄化センター管理用通路)。橋長306b、幅員9・25b。架設年次は1980年(昭和55年)。
これから委託する詳細設計業務により、設計計画、現地踏査、橋梁耐震補強設計(支承部)、橋梁修繕詳細設計、施工計画案の検討などを行う。
業務に必要な資料を収集・整理するとともに、実施方針・業務工程・組織計画・打合せ計画等を策定し、設計計画を立案。設計に先立ち、事業計画や施工計画の立案に必要となる損傷状況の目視確認および現地踏査を行う。また、水道管劣化状況調査も合わせて実施する。
橋梁耐震補強設計(支承部)では、レベル2地震動に対して、橋としての機能の回復が速やかに行い得る耐震設計を行う。最新の道路橋示方書に基づき、支承部の耐震性能照査を実施して、その結果に基づき、耐震補強設計を行う。また、耐震補強工法の選定においては、3案程度を立案・検討し、最適な工法にて行う。
橋梁修繕詳細設計では、既設高欄と防護柵の形状を確認・分析し、現行基準に基づいた比較検討および設計を行うとともに、必要に応じ応力計算を行う。また、既設高欄の撤去に伴う地覆の設計も行う。付属物修繕については、添架されている水道管の修繕設計を行う。
施工計画案の検討では、占用物件、近接構造物などに留意し、施工計画案(施工方針、仮設工、施工順序および施工機械等)を立案する。この施工方法の検討で立案された仮設工の必要性および規模諸元の検討を行って仮設計画を立てる。これらの検討を踏まえ、対象区間全体の平面、工程計画を立て、施工性、安全性、経済性等の全体施工計画の検討を行う。
詳細設計業務の受注者は、10月6日開札予定の簡易型一般競争入札(総合評価方式〔業務特別簡易型T型〕)で選定する。落札決定は10月9日の予定。委託期間は契約締結日より5日以内の日から来年3月15日まで。
なお、同業務区間において、一部重複、近接して矢橋大橋の橋梁点検業務を湖北エンジニアリング(長浜市)に別途発注済みのため、点検等について相互連絡調整を密にして行う。橋梁点検業務では、橋梁の損傷および変状を早期に発見し、安全・円滑な交通を確保するための橋梁に関わる効率的な維持管理に必要な基礎資料を得るため、道路施設の中でも特に重要な橋梁について点検を行う。今年11月中に完了する予定。
提供:滋賀産業新聞