富山県教育委員会教育みらい室は、国の高校教育改革に関する基本方針(グランドデザイン)を踏まえた改革先導拠点に、高岡工芸高校と富山商業高校の2校が追加採択されたと発表した。
ともに「産業イノベーション人材育成等に資する高等学校等教育改革促進事業」として、国の拠点類型がアドバンスト・エッセンシャルワーカー等育成支援となる。計38億5000万円の支援を受け、新たな拠点施設や教育内容の整備に取り組む。
高岡工芸高では、現場をリデザインし、新たな価値を生み出す地域共創・未来変革エンジニアの育成を図る。「地域共創」棟を新設し、コワーキングスペースや先端/分析研究スペース、プレゼンテーションルームを設ける。既存棟を機能強化した「未来変革」実習棟には、レーザーカッターやロボット搬送の高性能装置、VR機器などを導入する。企業等との連携によるとやま型デュアルシステム、リアルで実践的なカリキュラムの構築、課題研究成果発表会などを進める。採択金額は21億1000万円。
富山商業高では、アントレプレナーシップとAI・データサイエンスを武器に、県内産業の基盤を支え、未来を切り拓く人材の育成を目指す。「TOYAMA Nexus HUB」を整備し、企業や大学、地域の交流・共創を生み出す拠点と位置づける。共創エリア、店舗型実習エリアの「クリエイティブ・ラボ」を新設するほか、既存校舎を改修して探求ルームやデータサイエンスルーム、スタジオ機能を備えたNexusルームを設ける。企業実習+校内店舗でのクロスカリキュラム学習、DXを取り入れた専門科目の実施などを進める。採択金額は17億4000万円。
魚津高、小杉高は5月に採択を受けた。魚津高で探求棟(RC造2階建て延べ1180平方メートル)、小杉高で多様な学びの拠点施設(同1092平方メートル)を新築する。