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建設経済新聞社
2009/04/06

道の駅を核施設に観光開発 観光拠点梅の郷青谷整備計画策定へ 年度後半にもコンサル委託

青谷梅林地区で建設が進む国道307号BP青谷道路
 昨年度末にまとめられた城陽市観光振興構想の重点施策として挙げられている「観光拠点梅の郷青谷整備計画」を検討している城陽市では、今年度後半にも道の駅を核とした青谷地域の観光拠点計画策定に着手する。青谷梅林や青谷川河川公園など周辺の既存観光資源を有機的に結ぶとともに、国道307号バイパス(青谷道路)沿いに拠点施設となる道の駅を新設し、一帯を観光ゾーンとして再整備するもの。当初予算には観光拠点梅の郷青谷整備計画策定事業として750万円を債務設定。21〜23年度の3ヵ年で計画をまとめ、早期の具体化を目指す考えだ。
 城陽市の観光地として挙げられる青谷梅林は、国道307号沿いの青谷地区に広がる梅林。2〜3月にかけて青谷一帯は約一万本の白梅が咲き誇り、同時期に開催される梅まつりには数万人の観光客が訪れているが、観光シーズンが限られているほか拠点となる施設がないなど課題も多い。
 このため、青谷梅林だけでなく、周辺に点在する青谷川河川公園や青谷川上流の鴨谷の滝などの既存観光資源を活用。各所を散策路で結ぶほか、トイレや案内所などを整備すると共に、建設が進む307号バイパス青谷道路沿いに観光客を収容する拠点施設「道の駅」新設など地域一帯を観光ゾーン化する観光拠点梅の郷青谷整備計画が浮上、3月にまとめられた観光振興構想に盛り込まれた。
 このため市では、全体計画策定や年次計画、資金計画、事業手法など具体化に向けた調査設計業務を今年度後半にもコンサル委託。23年度には、具体的な計画としてまとめることになっている。