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日刊建設タイムズ社
2009/05/08

【千葉】秋津の新総合福祉ゾーンに複合施設/福祉開発研で構想、事業化なら今夏募集

 習志野市は、秋津地区に社会福祉関係の複合施設の整備を予定している。施設は民間事業者による建設・運営を計画しており、このほど整備基本構想の策定業務を福祉開発研究所(東京都千代田区神田神保町3−25)に委託した。委託工期は6月30日。基本構想では、建設費や運営費のコストを算出し、事業採算性や運営・建設の可能性を調査し、施設の配置案も検討する。事業化が可能な場合は、募集要項を策定し、7月下旬か8月上旬に公告する見通し。
 事業予定地は、新総合福祉ゾーンとして位置付けた同市秋津3−24−1地先の医療用地内。敷地面積は約1haで、このうち施設用地には約6698uを見込む。用地は事業者に無償貸与する方向で検討している。同施設は、施設内に障害者支援施設と高齢者施設が同居する、県内でも珍しいケース。
 主要施設は@特別養護老人ホームAショートステイB障害者日中支援施設Cグループホーム・ケアホームD障害者支援施設「ひまわり学園」。
 施設規模は特別養護老人ホーム100床、ショートスティ10床、障害者日中支援施設10床、グループホーム・ケアホーム20床、「ひまわり学園」(療育相談センター)20−30床の計画。
 グループホーム・ケアホームは一体型で整備する。また「ひまわり学園」は児童の増加から規模を拡大し、複合施設内に移転する計画で、施設は市の直営で運営する予定。
 施設内にはこのほか、地域交流スペースを整備するほか、周辺には交流広場、駐車スペースも配置する。地域交流スペースは200人、駐車スペースは70台以上を確保する方針。
 事業化の場合のスケジュールは、今後、募集要綱を策定するとともに選定委員会を設置し、今年7月下旬から8月上旬に社会福祉法人の募集を公告し、その後、秋ごろに業者を選定。年明けをめどに県に補助金の交付を申請し、内示を得て来年5−6月の着工を目指す。
 事業は以前に市民交流センターとして計画されたが、機能面で事業を見直し、新たに今年度からの「第4期高齢者保健福祉計画及び介護保険事業計画」に盛り込み、社会福祉関係施設を取り込んだ複合施設として整備することになった。

日刊建設タイムズ社