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建通新聞社(東京)
2009/05/11

【東京】関東地整 09年度発注予定 WTO対象は気象庁清瀬庁舎など47件 総件数は工事980件 コンサル784件

 国土交通省関東地方整備局は11日、2009年度の工事と建設コンサルタント業務の発注予定を公表する。工事の総件数は980件。国庁舎の移転・再配置計画に伴って新営する江東区の海上保安庁海洋情報部庁舎と清瀬市の気象庁清瀬庁舎は、建築・電気・機械の3工種に分けて、いずれもWTO対象の一般競争入札で発注する。一方、建設コンサルタント業務の総件数は784件。08年度から本格導入を開始した総合評価方式を179件に採用するほか、290件をプロポーザル方式で発注し、業者選定に当たって技術力重視の方向性を鮮明にする。
【工事】
 発注方式別に見ると、WTO対象の一般競争入札案件は「新木場地区下部その1工事」(首都国道事務所)、「大井環七立体(山側)上部(その1)工事」(川崎国道事務所)、「一般国道20号新宿高架橋架替工事」(東京国道事務所)、「さがみ縦貫葉山島トンネル工事」(相武国道事務所)など47件を予定している。また、拡大型を含めた一般競争入札は「H20二子玉川築堤護岸工事」(京浜河川事務所)など910件、工事希望型競争入札は「海上保安試験研究センター建築改修その他工事」など22件を挙げる。
 工種別で最も多いのは一般土木の313件で、維持修繕の169件、アスファルト舗装の118件がこれに続く。他の工種は▽機械設備59件▽建築54件▽通信設備48件▽鋼橋上部工40件▽電気設備34件▽港湾土木32件▽暖冷房衛生設備24件▽法面処理20件▽造園17件▽プレストレスト・コンクリート12件▽空港等土木8件▽空港等舗装8件▽塗装7件▽しゅんせつ6件▽港湾等しゅんせつ5件▽受変電設備4件▽港湾等鋼構造物2件−となっている。

【建設コンサルタント業務】

 河川・道路・営繕関係の業務は656件。発注方式別の内訳は、公募型プロポーザルが「司法研修所増築設計業務」(営繕部)など3件、簡易公募型プロポーザルが「平成21年度共同溝維持管理システム検討業務」(東京国道事務所)など18件、簡易公募型プロポーザルに準じた方式が「荒川下流部中堤護岸検討(H21)業務」(荒川下流河川事務所)など269件、総合評価方式が「九段合同庁舎外設備改修設計業務」(営繕部)など179件で、全体の約7割の案件でプロポーザルか総合評価による技術評価を実施する。
 このほか、簡易公募型(価格競争)が「平成21年度道路境界杭調査業務」(東京国道事務所)など4件、簡易公募型競争に準じた方式(価格競争)が「21F日野バイパス延伸基準点・路線測量」(相武国道事務所)など165件、随意契約18件ある。
 業種別の発注件数は▽土木関係コンサルタント464件▽測量85件▽補償関係コンサルタント61件▽建築関係コンサルタント35件▽地質調査11件−となっている。
 また、港湾空港関係では、建設コンサルタント77件、測量調査51件を予定している。



提供:建通新聞社 首都圏本部東京支社