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建通新聞社(中部)
2009/07/01

【愛知】三菱地所設計をプロポで特定 岡崎市の新南中学校の基本設計 

 岡崎市は、2013年度の開校を目指して新設中学校の建設を計画しおり、指名プロポーザル方式で基本設計の委託先を三菱地所設計名古屋支店(名古屋市)に特定、6月中旬に(仮称)「新南中学校建設基本設計」の委託に関する契約を結んだ。設計工期は10年1月末までの予定としている。
 同市が想定している今後のスケジュールとしては、10年度は09年度の基本設計に引き続き実施設計を行う。これと並行して日清紡と土地購入に関する交渉を進める。工事は11〜12年度の2カ年継続で行い、13年度4月からの開校を目指す。
 計画では、生徒数1100人を越える南中学校の過大規模校解消を目的に、南中学の学区を南北に分割し、学区南側に生徒数700人規模(開校時は550人)の新設中学を建設する。同市では1年生は1クラス35人で、2・3年は1クラス40人を基本としている。このため特別支援教室などを含め普通教室が20教室程度は必要となることが見込まれる。建設地は、同校区内にある日清紡績針崎工場跡地で日清紡が計画している(仮称)「岡崎針崎プロジェクト」において中学校用地として約3万2100平方bの土地を確保することで基本的な合意は済んでおり、土地の価格についての打診も日清紡からなされた模様。また、土地の引渡しは造成が完了した状態での引渡しとなる。場所は岡崎市針崎町字東カンジほか地内。
 日清紡が計画する(仮称)「岡崎針崎プロジェクト」では、中学校用地のほかに236区画の宅地開発や医療施設を誘致する用地、商業施設を誘致する用地などが計画されている。全体の対象面積は15万6335平方bとなる。