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建設経済新聞社
2009/07/02

【京都】長岡京市友岡に計画の阪急新駅 駅舎建設は22年度から 概略設計はアーバン・エース

 長岡京市友岡に計画の阪急新駅(仮称)南長岡京駅について、阪急電鉄鰍ヘ、22年度からの駅舎建設工事を控え、21年度は詳細設計を進める。長岡京市も駅前広場の詳細設計を進めていく。
 阪急京都線長岡天神駅〜大山崎駅間の長岡京市友岡4丁目付近に新設するもの。阪急電鉄が整備する新駅は地平駅で、相対式ホーム2面、改札口2ヵ所、上下ホーム連絡地下通路、エレベーター2基(ともに11人乗り)、エスカレーター4基。
 20年度の概略設計はアーバン・エース(大阪市北区)が担当。阪急電鉄は7月中にも市との協議を完了させ、その後、詳細設計を発注、設計を進めていく。駅舎建設工事は22年度からとなる予定で、市との協定締結後、競争入札で施工業者を選定する予定。新駅は、国等が進める京都第二外環状道路の新インターチェンジに近接する立地で、第二外環の開通にあわせ、24年度中の開業をめざす。

東西自由通路整備工事
協定締結後、施工選定へ


 一方、市から委託される東西自由通路整備工事は、7月早々にも市と協定を締結した後、阪急電鉄が施工業者の選定に入る。東西自由通路は、東西の駅前広場を連絡する歩行者用の地下通路で、規模はW3・5m×L16m。市は阪急電鉄に5億1289万9800円で委託する議案を6月定例市会に提出、可決している。委託概要は、▽土木工事(仮設工一式、ボックスカルバート工L11m、U型擁壁工L90m)▽鉄道関連工事(軌道工事一式、信号工事一式、電力線路工事一式)。設計はアーバン・エース(大阪市北区)。

駅前広場設計はキタイ設計

 阪急新駅関連では、市が20年度に阪急新駅駅前広場等基本計画策定業務に加え、新駅設置に関するまちづくり協議会運営支援業務を、ニュージェック京都事務所(京都市中京区)で実施。21年度は阪急新駅駅前広場等詳細設計(設計業務…道路詳細設計L0・32q、歩道詳細設計L0・12q、擁壁詳細設計一式)をキタイ設計京都南事務所(京都市左京区)に委託した。履行期限は22年3月29日。
 計画地は長岡京市友岡4丁目付近(阪急京都線調子踏切の北側)。
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 なお阪急電鉄は、大阪府摂津市でも新駅の摂津市駅設置を進めている。電気機器メーカーの事業所跡地を再開発する「南千里丘まちづくり構想」の一環として新駅が設置されるもの。摂津市駅新設工事のうち、土木・昇降機設備・建築・設備工事の施工は熊谷組(東京都新宿区)が担当。設計・監理はアーバン・エース(大阪市北区)。
 摂津市駅は、駅に起因する二酸化炭素の排出量をゼロにする日本初のカーボン・ニュートラル・ステーションとして、22年春に開業する予定。再開発の核施設となる(仮称)コミュニティプラザ複合施設は、開発事業者の潟Wェイ・エス・ビー(京都市下京区)が整備した後、市に寄附する予定。