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建設経済新聞社
2009/07/14

【京都】上京区総合庁舎整備事業 第1回ワークショップ開催 現地見学で現況把握

意見を出し合う参加者ら
 京都市は12日、上京区の総合庁舎で、同庁舎整備の基本計画策定に係る「第1回ワークショップ」を開催。初回のワークショップは、現上京区総合庁舎の現状の把握を目的として、現地見学など上京区の各学区の代表者や身障者ら約24名で、現在の上京区総合庁舎の問題点などを明らかにした。
 初回のワークショップということで、京都市における上京区総合庁舎整備事業の位置付けや保健所の機能を併設する考えを説明。また築72年を迎え、老朽化が著しく、狭隘化した庁舎内の改善の必要性を訴えたほか、総合庁舎の建設予定地が現上京区総合庁舎敷地に建替えが決定していることなどを報告した。
 次いで、3グループに分かれて、1階〜3階のほか、駐車場などを見学し、総合庁舎の現況を見学。
 現地見学会終了後、各グループで、現上京区総合庁舎の良い面、悪い面の意見を出し合い、模造紙に付箋を用いて、意見をまとめていった。
 全体の発表では、参加者から、「2階フロアは、見通しがよく職員さんらの仕事の様子が見渡せそうでよかった」という良い面のほか、「廊下が手狭。車椅子の通過もままならない」という意見や「全体として暗い雰囲気がある」「音声案内が各所に必要で、バリアフリーの徹底が必要」とする悪い面が指摘されるなど活発な意見交換となった。そのほか、「他の総合庁舎も見学したい」という意見があがっていた。
 なお、本基本計画の策定については、みずほ総合研究所(関西支社/大阪市中央区・06−6226−4621)が担当。現上京区役所庁舎(京都市上京区今出川通室町西入堀出シ町289)は、敷地2850・76u、RC造地下1階地上3階建、延4130・76uで、自動車の収容台数は22台(公用車4台)。区役所機能と福祉事務所機能が備えられており、保健所機能は備えられていない。