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日刊建設タイムズ社
2009/07/27

【千葉】石本で複合施設整備基本計画策定/敷地規模1.2ha、11月末に中間報告

 富津市は、22日に開いた「第11回富津市複合施設整備基本計画策定懇談会」(会長:石井朝子・飯野小学校校長、委員11人)で、施設整備基本計画の策定業務を石本建築事務所(東京都千代田区九段南4−6−12)に委託したことを報告した。また、事務局から敷地の想定規模が示され、おおむね1万2000uとし、今後、基本計画の中で詳細な検討を行う。施設は平屋建て約4000−5000uを想定。同施設は、富津郵便局裏手に整備を予定している。基本計画の委託金額は300万円で、工期は10年3月25日。
 基本計画の主な業務内容は@計画条件の検討A基本計画の検討B事業手法の検討C事業推進上の課題整理など。
 計画条件の検討では、上位関連計画や実施済みの調査の確認するとともに、敷地条件や建築条件など計画条件を検討。
 事業手法の検討では、国庫補助制度の適用やPFIを含めた民活手法の導入を検討する。
 基本計画は、基本方針、導入機能及び規模、施設計画、運営計画などを盛り込み、11月末に中間報告をまとめる。その後、来年2月15日までに最終報告をとりまとめ、懇談会に報告する。
 敷地については、この日の懇談会に事務局から敷地規模が提案され、市民懇談会や庁内検討委員会での検討を踏まえて作成された報告書などをもとに、おおむね1万2000uとした。
 土地利用は建築面積(平屋建て)約4000−5000uで、駐車場は面積約3000u(来館者用、公用車)を想定し、最大100台程度を確保する。このほか、駐輪場、構内通路、緑地(法面、植栽地、花壇など)に約4000uを見込む。
 同施設は、福祉健康づくり及び文化・学習の拠点施設として計画。建設場所については、昨年2月の庁議で市役所北側の富津郵便局裏手の約3haとすることで決定していたが、この日の懇談会でさらに1.2haに絞り込み、検討することになった。
 施設機能と規模については昨年、懇談会に素案を提示し、図書館、健康福祉センター、共有の3つの機能で構成し、図書館2121u、共有1380u、健康福祉センター735uの計4236uとした。
 図書館は一般開架スペース約11万4000冊、地域資料・参考図書スペース約1万6000冊、児童コーナー約2万冊とし、開架書庫の収容能力を約10万2000冊を想定。
 保健福祉センターは、福祉センターと保健センターで構成し、福祉センターは子育て支援センターと社会福祉協議会の事務室で構成する。保健センターは、保健サービスセンターと調理実習室で栄養指導などを行う保健・学習機能などで構成する。
 共有スペースには、談話スペース、録音編集室、視聴覚室、展示室などを配置する考え。

日刊建設タイムズ