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建通新聞社(静岡)
2009/08/12

【静岡】駿河湾震源の地震で県と県建協が災害対策本部設置

 11日午前5時7分、駿河湾を震源とする強い地震が発生した。地震の発生を受けて、静岡県は災害対策本部(本部長・川勝平太知事)を立ち上げ、情報の収集に努めている。一方、気象庁は「想定されている東海地震との関連性はない」との見解を示した。
 今回の地震の規模を示すマグニチュードは6・6。伊豆市、焼津市、牧之原市、御前崎市で震度6弱を観測したほか、静岡市の駿河区、葵区、清水区などで震度5強の揺れとなった。
 県内の被害状況としては、一部の家屋で屋根瓦が落下したほか、駿府城公園の石垣が崩落した。ただ、大規模な火災や家屋の倒壊などの被害はない状況だ。
 東名高速道路は、菊川IC付近で道路に段差が発生しているほか、牧之原SA付近(上り)では、路肩部分が20〜30bにわたって崩落。中部電力浜岡原発4、5号機は運転を自動停止した。放射能漏れなどはないという。 
 また静岡県建設業協会(伊藤孝会長)は、11日早朝に発生した地震に対し、直ちに「静岡県建設業協会災害対策本部」を設置し、県内各地区の状況把握に努めている。
 『本部』では、各地区協会長、各地区協会事務局に対して、地区会館内の被害状況、会員の安否、パトロールなどの実施による管内の被災状況−について報告を求めた。

提供:建通新聞静岡