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建通新聞社(岡山)
2009/09/09

【岡山】岡山県特別支援教育推進プラン

 岡山県教育委員会は、今後5年間の特別支援教育の課題解決のための基本的な考え方を示す「岡山県特別支援教育推進プラン」を策定した。
 特別支援学校の教育の充実と教育体制の整備では、誕生寺養護学校校舎等の整備、西備養護学校肢体不自由部門棟新設の実施計画策定、岡山東養護学校分教室設置、倉敷・総社地域等を候補地域とする新設特別支援学校設置に関する検討、岡山瀬戸高等支援学校開校、倉敷地域新設高等特別支援学校(仮称)整備などがあがっている。
 このうち、倉敷地域新設高等特別支援学校(仮称)の整備については、6月補正予算で事業費2億4180万円を増額、09年度から3カ年での建設を前倒して、すべて09年度で工事発注する予定。
 当初、09年度は教室棟の実施設計と管理棟仮使用工事などのみを行う予定で当初予算に6512万円を計上、10年度で教室棟耐震補強・大規模改造と管理棟実施設計、11年度に管理棟を整備する予定だったが、10年度以降分の工事を下半期に発注する。
 計画では、県立琴浦高校跡地(倉敷市児島田の口1-1-16)を活用して、職業教育に重点を置いた教育課程を編成し、就労支援機関や産業現場などとの連携を図りながら、就労による社会自立を目指す高等部単独の特別支援学校を設置する。
 教室棟の規模は鉄筋コンクリート造4階建て延べ3075u、管理棟は鉄筋コンクリート造4階建て延べ2512u。
 教室棟の実施設計は丸川建築設計事務所(岡山市)で進めている。
 総事業費は3億7900万円を見込む。
 また、9月補正予算案で西備養護学校の肢体不自由部門棟に約8億円、東備養護学校高等部棟に約3億円を計上、09年度から事業着手していく予定。