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建通新聞社(中部)
2009/09/10

【岐阜】国体メーン会場メモリアルC改修/野球場修繕工は年内発注へ

 岐阜県都市建築部公共建築住宅課は、教育委員会スポーツ健康課が進めている国体メーン会場「岐阜メモリアルセンター」の大規模改修について、野球場修繕と陸上競技場観客席など改修を今後発注する。野球場修繕は指名競争入札で年内の入札執行を図るほか、陸上競技場観客席など改修は一般競争入札で年度末までの入札執行を目指している。
 長良川球場はスタンドや屋根など鉄部の塗装替えなどを実施する。老朽化したファールグラウンドの人工芝張り替えは別途スポーツ健康課で発注済み。
 長良川競技場は、第1種公認競技場の基準に適合した施設とするため、400bトラックと直走路を全面的に改修し、現在の8レーンを9レーンに増やす。レーンを増設するため、サイド・バックスタンドの前面にある擁壁をずらしてダックアウトを新設し選手が移動する通路を確保し、グラウンドを広げる。さらにレーンの増設とともに、表面が劣化しているトラックウレタン舗装を更新する。大型表示装置改修とグラウンド改修など電気通信と土木関係の工事はすでにスポーツ健康課で発注済みとなっている。
 岐阜メモリアルセンターは、1988年開催の「未来博」後に整備されたスポーツ施設などを有する公園(岐阜市長良福光大野)。12年開催の国体でメーン会場となる予定だが、長良川陸上競技場などのスポーツ施設は築後20年近く経過しており、老朽化が著しいほか、公式競技の開催に必要な規格を満たす整備も一部で求めれていることから、維持補修(鉄骨部分の全面塗装替えや諸設備の更新)と機能向上(トラック、レーンの増設など)を目的に大規模改修を進めている。サンサンデッキなどの施設でバリアフリー工事、岐阜アリーナで防水対策を図るため、09年度に設計に着手するものものあるが、10年度末にはほぼ整備を完了する見通し。