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北海道建設新聞社
2009/10/06

【北海道】合併や事業譲渡増える−道の入札参加資格者

 道の入札参加資格者の2009年度上半期(9月末)の企業合併・事業譲渡件数がまとまった。道内企業同士の合併は08年度同期に比べ約2倍の7件、営業譲渡は約3倍の26件と増加した。09、10年度の新たな格付け申請で降格した企業が、合併また事業譲渡により降格前のランクに戻したケースが24件で、全体の7割を占めた。
 集計は、ことし4月から9月末までに道建設部に出された合併届け出や再審査受理申請をまとめたもの。
 合併は11件で、うち道内企業によるものが7件。道内企業の合併は、同一管内同士によるもので、広域合併の事例はなかった。このうち、08年度末の格付けからランクアップしたケースは5件。B等級からA等級へ昇格したのが3件、C等級からB等級にランクアップしたのが2件。存続会社が合併前には、有資格者ではなく、合併後に新たに一般土木などの資格を取得したのが1件あった。
 事業譲渡を見ると、合計件数は27件で、すでに08年度1年間の件数と同じ件数となった。道内企業同士の合併は26件で、いずれも同一管内での事業譲渡。地域別で見ると、札幌、函館、帯広などで、それぞれ4件などとなっている。このうち、新たな格付け申請時に降格し、事業譲渡により昇格した事例が19件。B等級からA等級への昇格が17件、C等級からB等級への昇格が1件、D等級からC等級への昇格が1件だった。事業譲渡後も等級に変化がなかったのは、A等級4件、B等級1件、C等級1件だった。
 道の有資格者による合併は、02年度の52件、事業譲渡は05年度の37件がピーク。08年度は、合併が21件、事業譲渡が27件だった。