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建通新聞社四国
2009/10/11

【香川】年度内に発注 弘田川と大束川の取水堰建設/県

 香川県河川砂防課は、弘田川(多度津町)と大束川(丸亀市)で取水堰を建設するため、2009年度中に発注する。両河川とも下部工と上部工に分け、弘田川は10月中に、大束川は年明けにも一般競争入札に伴う参加要項を発表する。
 両河川とも広域河川改修事業として河道の拡幅がなされており、護岸の拡幅改修に伴い建設される。取水堰建設は、6月の補正予算で事業費が計上された。
 弘田川の概要は鋼製転倒堰、延長16b×2門、高さ1・85b。設計は五星(三豊市)が担当した。場所は多度津町兵田。
 大束川の概要は鋼製転倒堰、延長12・5b×2門、高さ2・4b。設計は香川設計センター(坂出市)が12月18日までの期間で進めている。場所は丸亀市飯山町。
 また同課では、2010年度以降に綾川(坂出市)でも取水堰を建設するため、香川設計センター(坂出市)で設計を進めている。期間は10年3月26日まで。概要はゴム引布製起伏堰、延長約28・5b×2門、高さ約2b。場所は坂出市府中町ほか。
 護岸工などの整備推進を図っている広域河川改修事業では、5月の国の緊急経済対策による追加配分で、県は6月補正予算に6億2000万円を積み増しし、年度当初の14億3000万円と合わせ09年度事業費を20億5000万円とした。
 同事業は新川(高松市)、本津川(高松市)、綾川(坂出市)、大束川、弘田川の5河川で整備を進めている。各河川とも09年度の護岸工は、県の早期発注計画に基づき発注済みで、2河川の取水堰のみが残っている。