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日刊建設タイムズ社
2009/10/14

【千葉】西部自然公園整備基本計画で素案/佐倉市 下志津・畔田73.8haに新タイプの公園

 佐倉市は、「佐倉西部自然公園整備基本計画」の素案をまとめた。公園の予定地は下志津・畔田地先で、面積は約73.8ha。公園の整備では、従来型の都市型公園ではなく、自然環境を活かした新しいタイプの都市公園を目指す。事業は、地域住民や地権者、市民、団体、大学、企業と連携して段階的に進める。
 同市は整備に伴い、07年度に「(仮称)佐倉自然公園整備検討委員会」(会長:原慶太郎東京情報大学教授・総合情報学部長)を設置し検討を進めるとともに、今月1日から30日の期間で市民からの意見を聞くためのパブリック・コメントを実施している。検討委員会は学識経験者2人、地元地区代表2人、市民公募3人、関係団体2団体及び行政2人の合計11人で構成。
 公園の整備では通常、都市計画決定してから整備していくが、同公園は面積が73.8haと広大なことや、民有地が計画の半分近くを占めることから、当分は都市計画を行わず、地権者と協議しながら公園整備を進め、整備の完了した部分から随時開設公告を行い、市民に開放していく手法をとる。
 同公園の予定地は臼井、志津及び千代田の3地区に囲まれ、県立佐倉西高校や東邦大学医療センター佐倉病院の南側に位置する。公園は「私たちがつくる21世紀の里山自然公園」を基本理念とし、予定地をA−Dの4つの区域にゾーニングした。
 各ゾーンは優先順位付けを行い、Aゾーンを1位、Cゾーンを2位、Dゾーンを3位、Bゾーンを最終とした。各開設公告予定はAゾーン14年度、Cゾーン15年度、Dゾーン16年度、Bゾーン28年度と設定。整備内容は散策路や多目的広場などを予定。

提供:日刊建設タイムズ