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建通新聞社四国
2009/10/16

【徳島】過去最高で85%、543億 県の上期公共事業執行

 徳島県は13日、2009年度当初予算分と08年度からの繰越分を合わせた公共事業等のうち、9月末までに契約した上半期執行率が85・4%となったことを明らかにした。執行総額は543億4319万円。上半期の執行比率としては、過去最高となる。
 過去最高水準の前倒し発注は「8割を目指す」とした国の経済対策の方針(4月10日)などと歩調を合わせたもの。県は、5月19日に開いた県公共事業等施行推進本部会議(本部長・武市修一政策監)で、09年度公共事業執行計画の上半期執行率を85〜90%とする方針を各部局に指示していた。通常年度の上半期執行率は50%台で、経済危機を受けた異例の対応となる。
 早期発注のベースとなった事業費は、08年度からの繰越分と09年度当初予算の公共事業等事業費から失業対策事業費や国直轄事業負担金、災害復旧事業費などを除いた約636億円。このうち、9月末までに約543億円余りを契約した。部局別では、3部局で90%を超えたほか、7部局で85%超。また全体事業費の3分の2を占める県土整備部が87%に達したことが大きかった。