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建通新聞社四国
2009/10/30

【愛媛】2021年度までに27校を9校に集約 西予市が小学校再編計画

 西予市は、市内小学校の再編計画を策定、その中で校舎の耐震補強と新築に関する方針を示した。計画では、現在の27校を2021年度までに9校に再編するとし、それに伴い10年度に皆田、野村、大和田の3小学校で耐震補強を行うほか、11年度には俵津、中川、石城の3小学校での耐震補強と三瓶小学校での新築を計画。続いて12年度に田之筋小学校で耐震補強、13年度に野村小学校で南校舎新築を行う。さらに17年度には多田、中川、石城の3小学校を統合して設置する宇和上小学校の校舎、19年度には田之筋、皆田、明間の3小学校を統合して設置する宇和下小学校の校舎を新築する。
 市によると、市内の小学校は児童数減少による複式学級化の解消など適正規模の確保が必要とされる一方、全27校の約7割の施設で耐震化が課題となっている。そのため今回、地域や通学距離などへの配慮を念頭に再編計画を策定した。
 地区別の整備計画によると、明浜地区では11年度に俵津小学校で耐震補強を行ったうえで、同校施設を利用して田之浜、高山、狩江、俵津の4小学校を(仮称)明浜小学校として統合する。
 宇和地区では、10年度に皆田小学校、11年度に中川小学校と石城小学校、12年度に田之筋小学校で耐震補強を行う。その後17年度には多田、中川、石城の3小学校を(仮称)宇和上小学校として、さらに19年度には田之筋、皆田、明間の3小学校を(仮称)宇和下小学校として、統合・新築する。
 野村地区では、10年度に大和田小学校と野村小学校(南校舎を除く)で耐震補強を行い、野村小学校南校舎は13年度に新築。14年度には渓筋、中筋、大和田、野村、河成の5小学校を(仮称)野村小学校へと、現野村小学校の施設を利用して統合する。
 城川地区では魚成小学校の施設を利用して、13年度までに遊子川、魚成、土居、高川の4小学校を(仮称)城川小学校へと統合する。
 三瓶地区では、11年度に三瓶小学校で校舎を新築。この新校舎も利用して、下泊、蔵貫、三瓶、二木生、周木の5小学校を13年度までに(仮称)三瓶小学校として統合する。
 また給食施設については、現施設を整備拡充して利用するとしているが、地域によっては老朽化した施設もあるため、今後、センター化も含めて検討していく方針。